英騎兵隊の馬、ロンドン中心部を再び爆走 バスに驚いて逃げ出す

AI要約

ロンドン中心部で王室騎兵隊の馬3頭が2度目の暴走事件を起こした。馬は市街地を暴走し、複数の車両に衝突したが、怪我人は出なかった。

馬はすぐに捕獲され、兵舎に戻されたが、一部の兵士が落馬するなどのトラブルがあった。

通勤中の人々は驚きと騒ぎに巻き込まれ、事件を目撃した者もいた。

英騎兵隊の馬、ロンドン中心部を再び爆走 バスに驚いて逃げ出す

英ロンドン中心部で1日、王室行事などに参加する騎兵隊の馬3頭が逃げ出した。騎兵隊の馬が市街地を暴走したのは、4月に続いて2度目。

英国防省によると、1日朝、訓練をしていた王室騎兵乗馬連隊の馬6頭のうち3頭が「騎手から離れた」という。

逃げ出した馬はすべて「迅速かつ安全に」捕獲され、同日午前9時55分までに騎兵隊とロンドン警視庁によってハイド・パーク兵舎に戻された。1頭が軽傷を負ったが、兵士にけがはなかった。

4月24日にも、ロンドン・ベルグレイヴィア地区で訓練中だった騎兵隊の馬5頭が近くの建築工事の音に驚いて走り出し、乗っていた兵士4人が落馬する出来事があった。馬は市内を走り回り、2階建てバスなどの車両に衝突するなどした。

今回は、手綱で誘導されていた先頭の馬がバスに驚いて走り出した。続いてほかの2頭が乗っていた兵士を振り落として逃げ出した。

この出来事の一部は、ブラックキャブ(タクシー)の車載カメラに収められていた。

サヴィル・ストリートからサウスイートン・プレイスまで逃げたところで、馬1頭が捕獲された。残りの2頭はベルグレイヴ・ロードを通ってヴォクスホール・ブリッジに到達したところで止められた。

国防省は、3頭はいずれも、4月に逃げ出したのとは別の馬だとした。

自転車で通勤中だったジャック・ハンブリーさんは、チェルシーからハイド・パークへ向かう途中で「舗装された道を駆け抜ける、ひづめの特徴的な音」を聞いたという。

「そしたら3頭の馬が100メートルくらい先に見えたので、邪魔にならないように道路から離れました」

「うち1頭は車を避けようとして縁石に乗り上げて転倒しました。硬い地面に激突し、少なくとも1メートル滑った後、立ち上がって走り出しました」

「朝の通勤中にこんな光景を目にするとは誰も思わないでしょう」

(英語記事 Military horses run loose again in central London)