ギリシャ、森林火災多発の「危険な夏に」 首相が懸念

AI要約

ギリシャのミツォタキス首相は森林火災の多発を懸念し、気候変動による影響を指摘。

今夏は特に危険と予想され、厳しい気象条件が続く中、消防士らが火災を食い止めている。

首都近郊を含め、ギリシャ全土で数十件の森林火災が発生しており、警戒が必要。

ギリシャ、森林火災多発の「危険な夏に」 首相が懸念

[アテネ 1日 ロイター] - ギリシャのミツォタキス首相は1日の閣議で、今夏は国内で森林火災が多発する恐れがあると懸念を示した。干ばつの長期化と異常な強風が火種になる可能性があるという。

東地中海諸国では森林火災は珍しくないが、気候変動の影響とされる気温上昇、厳しい干ばつや強風により森林火災の頻度と激しさが増している。

この週末には首都近郊を含めギリシャ全土で数十件の森林火災が発生している。

ミツォタキス首相は「今夏は特に危険になると予想される。最も困難な時期はこれからだ」と指摘。「6月は厳しい干ばつと、この時期としては異常な突風が発生するなど、極めて困難な気象条件となった」と述べ、週末の火災を食い止めた消防士らを称賛した。