「日本人は韓国で売春するほど貧しいのか?」と韓国で疑問噴出…日本人女性が「韓国遠征売春」で稼いでいた「驚愕の金額」

AI要約

20代の日本人女性3人が韓国で売春目的で入国し、摘発された事件について、関係者4人が逮捕され、売春斡旋業者が法的処分を受ける初のケースであることが報じられた。

売春斡旋業者が売春サイトで日本人女性80人を斡旋し、AV女優も含まれていたことが明らかになり、1回あたりの報酬は130~250万ウォンであった。

日本の経済状況、特に低い賃金に関する分析も報道され、長年の賃金上昇の停滞は労組が雇用維持を優先してきたことによると指摘されている。

「日本人は韓国で売春するほど貧しいのか?」と韓国で疑問噴出…日本人女性が「韓国遠征売春」で稼いでいた「驚愕の金額」

 先月9日に韓国に観光目的で入国し、売春した疑いで20代の日本人女性3人が韓国警察に出入国管理法違反容疑で現行犯逮捕されたが、新たな動きが韓国で報じられている。

 逮捕された日本人女性の売春をあっせんした疑いで20~30歳代の韓国人男性4人の容疑者も摘発されていたが、18日にソウル中央地検女性・児童犯罪調査1部が身柄を拘束・起訴し、裁判にかけると発表した。

 「ソウル新聞」は「一日に250万ウォン(約25万円)、日本人女性80人は売春、AV女優もいた」という衝撃の見出しを打ち、詳細を伝えている。

 「事業主の30代A氏と管理者の30代B氏は、売春サイトに『列島の少女たち』というタイトルで売春広告文を掲載し、日本人女性約80人を韓国に入国させ売春を斡旋した疑いが持たれている。彼女たちは制服を着用したり、ほぼ裸体の写真を載せてスリーサイズや韓国語の会話の可否などを記載。売春はソウルと京畿(キョンギ)一帯のホテルなどで行われ、日本人AV女優の場合、1回当たり130~250万ウォン(約13~25万円)を受け取っていたことも明らかになった」

 ちなみに韓国で日本人女性を雇った組織的な売春が摘発され、裁判にかけられたのは今回が初めてという。

 今回の問題と関連して韓国の専門家たちが分析する記事も出始めている。

 培材大学校日本学科のカン・チョルグ教授は経済紙「マネートゥデイ」にコラムを寄稿し、「X(旧ツイッター)で“ゆな先生”という人物が『日本の女性たちは海外で売春をし、入国を拒否され、韓国でも売春して立件された』という内容の投稿をしていた。実際に日本の国民は我々が思うほど貧しい状況なのか?」と、読者に問いかけ、日本の経済状況についてこう分析している。

 「日本の1人当たりGDPは世界3位なのに平均賃金は33位と言う点では、国家は豊かだが、国民は貧しいと解釈できる。最低賃金も韓国が平均的に高い。日本は賃金上昇が大企業が中心で、全般的に所属水準が上がったとは言えない。輸入価格が上昇しているので、食料品の価格を下げるのもそう簡単ではなく、当分の間は、エンゲル指数を下げるのは難しいだろう。つまり韓国と比較しても、日本の国民は我々よりも生活レベルが低い人が多いと思われるが、すべての原因はどこにあるのか? これは大きく、“スーパー円安”と“低い賃金の上昇”の起因している」

 さらに「なぜ日本で30年も賃金上昇がほとんどなかったのか? それは日本の労組が労働者の賃金上昇を要求するよりも、雇用の維持を優先してきたからだ。日本は今も失業率が2.5%前後で、完全雇用に近く、先進国の中ではもっとも低い水準だ」と分析している。

 日本の立場としては少し痛い指摘にも聞こえるが、おおよそ話していることは間違ってはいないだろう。ちなみに冒頭の日本人女性の売春問題、斡旋業者の摘発は“氷山の一角”とも言われており、日本経済の上向きがこうした問題の解決につながるのだろうが、先行きは不透明だ。