ICC ロシアのショイグ前国防相とゲラシモフ参謀総長に逮捕状 ロシアは反発

AI要約

ICCはウクライナへの侵攻を続けるロシアのショイグ前国防相らに戦争犯罪の疑いで逮捕状を出した。

ICCはプーチン大統領を含むロシア関係者にも逮捕状を出しており、ウクライナ侵攻に関する捜査を拡大している。

ロシアはICCの決定を無効と主張し、西側諸国のハイブリッド戦争の一環として反発している。

ICC=国際刑事裁判所は、ウクライナへの侵攻を続けるロシアのショイグ前国防相らに対して、戦争犯罪などの疑いで逮捕状を出したと発表しました。

ICCが24日、戦争犯罪などの疑いで逮捕状を出したのは▼ロシアのショイグ前国防相と、▼ゲラシモフ参謀総長の2人です。

理由について、少なくともおととし10月から去年3月にかけて、ロシア軍がウクライナの電力インフラを相次いでミサイル攻撃したことが、民間施設への攻撃を指示した戦争犯罪にあたる疑いがあるとしています。

そのうえで、2人はこの攻撃への責任があると信じるに足る十分な根拠があるとしています。

ICCはこれまでに、プーチン大統領にもウクライナで子どもの連れ去りに関わった疑いで逮捕状を出したほか、今年3月にはロシア軍司令官2人に逮捕状を出しており、ウクライナ侵攻に関する捜査を拡大させています。

一方、ショイグ氏が書記を務める安全保障会議は25日、ICCの決定について「わが国に対する西側諸国のハイブリッド戦争の一環だ」と反発。

ICCの管轄権は、ロシアに及ばないとして「無効であり空虚だ」としています。