韓国・尹錫悦大統領、露朝の新条約は「歴史に逆行」「時代錯誤的な行動」…朝鮮戦争開戦の日に
AI要約
韓国の尹錫悦大統領が南東部・大邱で朝鮮戦争開戦から74年の式典で、ロシアと北朝鮮の結んだ「包括的戦略パートナーシップ条約」を批判した。
尹氏は条約を国連安全保障理事会決議に違反し、歴史の進歩に逆行すると非難し、韓米同盟の重要性を強調した。
一方、北朝鮮の朝鮮中央通信は、プーチン大統領が金正恩朝鮮労働党総書記に感謝のメッセージを送り、訪露を呼びかけたことを公表した。
【ソウル＝依田和彩】韓国の尹錫悦（ユンソンニョル）大統領は２５日、南東部・大邱（テグ）で朝鮮戦争（１９５０～５３年）開戦から７４年の式典で演説し、ロシアと北朝鮮が結んだ「包括的戦略パートナーシップ条約」を批判した。
尹氏は条約に関し、「国連安全保障理事会決議に真っ向から違反する軍事、経済協力まで約束した。歴史の進歩に逆行する時代錯誤的な行動と言わざるをえない」と非難し、「韓米同盟を土台に自由と平和を守っていく」と強調した。
一方、北朝鮮の朝鮮中央通信は２５日、ロシアのプーチン大統領が１９日の訪朝について金正恩（キムジョンウン）朝鮮労働党総書記に送った感謝のメッセージを公開した。プーチン氏は「あなたを貴賓としてロシアの地でいつも待っている」と伝え、訪露を呼びかけた。
