ロ朝接近に中国が「不安」 米国務副長官

AI要約

米国務副長官キャンベル氏は、ロシアと北朝鮮の軍事協力に対し、中国が懸念を抱いていることを述べた。

中国はロ朝接近に懸念を示し、北朝鮮の挑発的な行動が北東アジアの危機につながる可能性を懸念している。

中ロ間に緊張が存在し、中国は各国の動きを注視しているとキャンベル氏は会合で説明した。

 【ワシントン時事】キャンベル米国務副長官は24日、ワシントンでシンクタンクの会合に出席し、ロシアと北朝鮮が軍事協力を深めていることについて「中国が不安を抱いている」と語った。

 中国が米国と接触した際、ロ朝接近への懸念を示したことがあったという。

 キャンベル氏は会合で、ロシアとの軍事協力強化に促される形で北朝鮮が挑発的な行動に打って出ることが「北東アジアの危機につながりかねないと、中国は恐らく懸念している」と説明した。北朝鮮関係を巡り、中ロ間に「緊張」があるとも指摘し、各国の動きを注視していく考えを示した。