ニューカレドニアで再び暴動、独立派指導者の身柄引き渡しに抗議

AI要約

ニューカレドニアで独立運動指導者の身柄引き渡しに抗議活動が起きた。独立派は暴力行為を否定。

フランス高等弁務官事務所によると、独立派は警察車両を燃やし、道路封鎖、町役場に放火。一部の学校が休校。

独立派のテイン氏は先週逮捕され、マクロン仏大統領と面会した。

[24日 ロイター] - 南太平洋の仏領ニューカレドニアで24日、収監されていた独立運動指導者クリスチャン・テイン氏の身柄がフランスに引き渡されたことに対する抗議活動が起きた。

首都ヌメアのフランス高等弁務官事務所が明らかにした。独立派は警察車両を燃やし、道路を封鎖したほか、町役場に放火。現地の市議会によると、消防車両が銃撃を受けた可能性があり、一部の学校が休校となった。

ニューカレドニアではフランス系住民の参政権拡大に反対する独立派の先住民カナク人の抗議活動が5月に始まった。

独立派の最大政党「カレドニアン・ユニオン」の代表は、テイン氏ら党関係者7人の身柄が22日夜に引き渡されたことは「驚きだ」と表明。7人は平和的なデモを組織しただけだとし、テイン氏らが暴力行為をあおったとの検察の主張を否定した。

テイン氏はカレドニアン・ユニオンの分派であるCCATのリーダーで、先月ニューカレドニアを訪問したマクロン仏大統領と面会した。CCATは道路を封鎖する抗議活動を展開、数週間にわたって交通が混乱した。テイン氏は先週、逮捕された。