NATO「アジアに安保上の脅威」、プーチン氏が非難

AI要約

プーチン大統領は、NATOがアジアに安全保障上の脅威をもたらしていると非難し、対応の必要性を強調。

NATOは中国への警戒感から、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドとの関係構築に取り組んでいる。

プーチン大統領は北朝鮮との包括的戦略パートナーシップ条約に署名し、武力侵略に対する軍事的支援を提供する内容となっている。

NATO「アジアに安保上の脅威」、プーチン氏が非難

[モスクワ 20日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は20日、北大西洋条約機構(NATO)がロシアやアジアの国々に安全保障上の脅威をもたらしていると非難した。

プーチン氏は訪問先のベトナムで行った記者会見で「アジアでブロック体制が構築されつつある」とし、「NATOはあたかも恒久的な居場所であるかのようにアジアに向かって動いた。これは当然、ロシアを含むこの地域の全ての国に対する脅威となる。われわれには対応する義務があり、対応していく」と述べた。

NATOは中国への警戒感から、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドなどとの関係構築に動いている。

プーチン氏は19日、ベトナムに先立ち訪問した北朝鮮で金正恩朝鮮労働党総書記と「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名。北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)が20日に報じた条約の全文によると、一方が武力侵略に直面した場合、あらゆる軍事的支援を遅延なく提供すると定めた。