プーチン氏、18日から訪朝とロシア発表 金総書記と結束確認へ 軍事協力も協議か

AI要約

プーチン大統領が北朝鮮を訪問し、金総書記と会談する予定。両国は結束を示し、欧米諸国との対立姿勢を強調。

会談では経済協力だけでなく、軍事協力も協議される可能性がある。ロシアは北朝鮮から武器を得てウクライナ侵略に使用するとされる。

プーチン氏は昨年金総書記と会談し、今回の訪朝は金総書記の提案によるもの。訪朝後、ベトナムも訪問予定。

ロシア大統領府は17日、プーチン大統領が18~19日の日程で北朝鮮を訪問すると発表した。プーチン氏は現地で金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記と会談する予定。プーチン氏の訪朝は2000年7月以来。ロシアと北朝鮮は結束を誇示し、それぞれウクライナ侵略や核ミサイル開発を巡って対立する欧米諸国に対抗する姿勢を打ち出すとみられる。

両首脳の会談では、表向きの経済協力などのほか、裏で軍事協力も協議される可能性が高い。米国によると、ロシアは弾道ミサイルや砲弾を北朝鮮から調達してウクライナ侵略で使用する一方、国連安全保障理事会の対北制裁決議に違反する量の石油精製品を北朝鮮に輸出しているとされる。ロシアと北朝鮮は武器取引などを否定している。

プーチン氏と金氏は昨年9月、露極東アムール州のボストーチヌイ宇宙基地で会談。プーチン氏は金氏から訪朝を提案され、了承していた。

露大統領府によると、プーチン氏は訪朝に続き、19~20日の日程でベトナムも訪問する。