“ミリオタ”高齢の男性が6元で購入した中古本4冊、実は「軍事機密」=中国

AI要約

中国の男性が6元で購入した中古本4冊が軍事機密だったことが発覚。防諜機関が警戒心を呼びかける。

男性は古物商で機密が書かれた本を購入し、疑念を抱き通報。機密資料は軍部隊秘密要員によって販売されたことが判明。

軍事機密が古物として販売される事件が明るみに出たが、詳細な時期や処罰については不明。

“ミリオタ”高齢の男性が6元で購入した中古本4冊、実は「軍事機密」=中国

中国のある高齢の男性が6元(約129円)で購入した中古本4冊が、実は軍事機密だったことが明らかになった。中国の防諜機関は、国家安保に対する警戒心を高めるために、該当事例を公開した。

中国国家安全部は13日、WeChat(ウィーチャット)のアカウントに「機密と6元」と書き込んだ。それによると、国営企業で働いて引退した張さんは、いわゆるミリタリーオタクで、ある日、町を散歩していたところ、古物商に立ち寄った。ここで紙の本がいっぱい入った蛇革のかばん2個を発見した張さんは、4冊の本を選んだ後、6元を支払った。

張さんは家に帰って本を取り出したが、怪しいという気がした。表紙に「機密」「秘密」と書かれていたためだ。国家機密かもしれないと考えた張さんは、直ちに防諜機関に連絡した。防諜機関の幹部と警察は現場に到着し、すべての機密資料を回収する一方、古物商の店主に対する調査と教育を実施した。

調査の結果、機密資料を古物商に売ったのは軍部隊秘密要員2人だった。2人は破棄すべき機密資料8セット、計200冊以上を破棄手続きを破って古物として販売したことが分かった。

2人は30キロ余りの機密資料を1キロ当たり0.8元で販売し、約20元を手にしたと国家安全部は指摘した。国家安全部はただ事件がいつ発生したのか、2人がどのような処罰を受けたのかは言及しなかった。