峨山・セブランスも無期限休診を議論…韓国「医療空白」ビッグ5へ拡散

AI要約

ソウル大医大の教授が無期限の休診を予告し、他の病院も休診に参加する様子が広がっている。

蔚山大医大教授も無期限休診を投票で決定する方針であり、全国の医大教授たちは一日全面休診に参加を予定している。

全国の医大教授協議会は休診参加に意志を明らかにし、公正取引委員会は医協の休診に対する公正取引法違反の検討を始めた。

峨山・セブランスも無期限休診を議論…韓国「医療空白」ビッグ5へ拡散

ソウル大医大の教授が17日から無期限の休診を予告した中、ビッグ5病院のうちの1カ所である峨山(アサン)病院所属の蔚山(ウルサン)大医大教授も無期限休診に入るかどうか投票で決めることにした。全国各病院や医大教授たちは大韓医師協会(医協)が定めた一日全面休診(18日)にもほぼ参加することで意見をひとつにしている。

蔚山医大教授協議会非常対策委員会は11日午後に総会を開いて無期限休診方案を議論した。蔚山大医大はビッグ5病院のうち1カ所であるソウル峨山病院と蔚山大病院・江陵峨山病院を修練病院として置いている。全国医大教授非常対策委員長であるチェ・チャンミン氏(ソウル峨山病院呼吸器内科教授)は「18日は医協の決定通り(全面休診を)行うだろう。ここに無期限休診を含めて今後の対策を議論し、明日か明後日ごろに投票を通じて(無期限休診)の有無を決定する」と明らかにした。

セブランス病院延世(ヨンセ)大医大非常対策委も無期限休診に対する議論が進められているという。医療界関係者は「各大学や病院ごとに雰囲気は少しずつ違う」としつつも「ソウル大非常対策委の決定が別の大学にも影響を及ぼしているのは事実だ。首都圏の大型病院を中心に無期限休診を議論をするところが少なくない」と伝えた。

全国40校の医大が所属した全国医大教授協議会(全医教協)は、いち早く医協が決めた一日全面休診に「参加する」という意志を明らかにした状態だ。各医大・病院の教授たちはこの日会議を開催して休診参加方法と手続きについて議論した。医療界によると、この日11校以上の大学が18日の休診参加に対する議論を進めた。

成均館(ソンギュングァン)医大サムスンソウル病院教授非常対策委は医協が定めた全面休診に参加する教授は休暇を出して診療を調整することにした。二日間行われた質問で、回答者の3分の2以上が「参加する」という意志を表明したというのが非常対策委の説明だ。非常対策委関係者は「参加しない、もしくは日程が迫っていて参加が難しいという教授(3分の1未満)もいるので一括的な休診は難しいだろう」と説明した。

高麗(コリョ)大医療院教授非常対策委もこの日のコメントを通じて「10~11日の二日間行われた投票の結果、我々教授陣は18日の全面休診に参加する」としながら「90%以上の教授陣が今後医協主導の下で単一隊列で医療事態対応に同意を集めた」と伝えた。引き続き「後輩を守るために、さらに次世代の健康権を守って爆発的な医療負担を減らしていくために、憲法が保障する職業選択の自由と集会結社の自由を守っていくために、医療界が同じ声で正当な主張をするということを明らかにする」と付け加えた。ソウル聖母病院など全国に修練病院8カ所を置いているカトリック医大は、12日の会議を通じて18日の休診参加・持続について議論する予定だ。全医教協は全国各大学の休診参加状況を共有するために12日定期総会を開催する計画だ。全医教協関係者は「医協の全面休診に参加するのはすでに決まった事案だが、各大学や病院の事情を勘案して自主的な議論を行っている」としながら「総会では大学別に計画を共有して意見を交換するだろう」と話した。

一方、この日公正取引委員会は全面休診と総決起大会の開催を明らかにした医協に対する公正取引法違反の検討に本格的に着手した。