【フィリピン】フィリンベスト、ホテルブランド立ち上げ

AI要約

フィリピンの財閥フィリンベスト・デベロップメントは、新たなホテルブランド「グラフィック・ホテル・コレクション」を立ち上げ、2025年に1軒目を開業予定。

1軒目はバギオ市に建設され、客室数は200室以上でさまざまな施設を備える。

フィリンベスト・ホスピタリティーは既存の施設も改修・拡充し、売上高が前年比48%増の29億ペソに達した。

 フィリピンの財閥フィリンベスト・デベロップメント(FDC)は10日、新たなホテルブランド「グラフィック・ホテル・コレクション」を立ち上げると発表した。2025年1~3月に1軒目を開業する見通し。観光業の持ち直しを背景に、飲食店を含むホスピタリティー事業を積極的に拡大する。

 傘下のフィリンベスト・ホスピタリティー(FHC)を通じ、北部ベンゲット州バギオ市に1軒目を建設している。敷地は米軍基地跡地を再開発した「キャンプ・ジョン・ヘイ(CJH)」内にあり、面積は5,700平方メートル。客室数は200室以上で、飲食店や温浴施設、会議スペースを設ける。

 既存ブランドでも、中部セブ州マクタン島の高級ホテル「クリムゾン・マクタン」の改修を進めており、既に新たな日本食レストランを開業させた。マニラ首都圏近郊のリサール州にある中価格帯の「ティンバーランド・ハイランズ・リゾート」では、アクティビティーの一部としてマウンテンバイク・コースを開設した。

 フィリンベスト・ホスピタリティーの23年12月期の売上高は、前期比48%増の29億ペソ(約77億円)だった。稼働率と平均宿泊料が上昇したほか、飲食部門の収益が伸びた。