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統計基準改編したが…韓国のGDP比家計負債順位は依然として「最上位圏」
韓国の名目国内総生産(GDP)比の家計負債比率が90%台に下がったが世界最上位圏であり、基準年改編による影響もある。
国際金融協会(IIF)の統計によると、韓国は世界4位の水準に位置し、最近は比率が下落傾向である。
韓国銀行の李昌鏞総裁は家計負債比率が高い場合は経済成長や金融安定を制約しかねないと述べ、粘り強い管理が必要との意見を示している。
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韓国の名目国内総生産(GDP)比の家計負債比率が国民経済計算基準年度改編後90%台に下がったが依然として世界最上位圏であることがわかった。
韓国銀行が9日に明らかにしたところによると、昨年末基準で韓国のGDP比の家計負債比率は93.5%と集計された。今年に入り国民経済計算統計基準年が2015年から2020年に変更され、この比率はこれまでの100.4%から6.9ポイント低くなった。この比率が最も高かった2021年の数値も105.4%から98.7%に調整され、100%を超えたことは一度もなくなった。
これは「分母」である名目GDPが上方修正された影響だ。通常、基準年改編時には経済総調査など基礎資料が補完され名目GDPが上方修正される。産業構造変化により新たに捕捉される経済活動が反映され経済規模が大きくなるためだ。韓国銀行は5年に1回ずつ基準年を改編する。
しかし国際金融協会(IIF)が集計した先進12カ国と新興国30カ国の42カ国の統計を見ると、韓国は昨年末基準で依然として世界4位水準に達する。スイスの126.3%、オーストラリアの109.6%、カナダの102.3%の次だ。93.5%に比率が低くなっても92.9%で5位の香港と入れ替わることはなかった。韓国を除いた41カ国の平均は45.3%だ。
ただ最近は比率が下落傾向だ。韓国銀行基準で昨年末の韓国のGDP比家計負債比率は2022年末の97.3%より3.8ポイント下がった。
昨年8月に韓国銀行の李昌鏞(イ・チャンヨン)総裁は「家計負債比率が80%を超えると経済成長や金融安定を制約しかねない」と話した。家計負債比率が高いだけに粘り強い管理が必要だという意だ。