仏マクロン大統領が議会を解散・総選挙へ 欧州議会選挙での敗北を受け

AI要約

EU(ヨーロッパ連合)の欧州議会選で、フランスでは与党連合が極右政党に大敗し、マクロン大統領が国民議会の解散総選挙を発表。

欧州議会選の全体の結果では、親EU派が過半数を確保する見通し。一方、EUに批判的な右派勢力も躍進し、全体の3割近くを占める。

フランスでは極右政党「国民連合」が与党を上回り国内第1党に。これに対し、マクロン大統領は国民議会解散し、総選挙を実施する方針。

仏マクロン大統領が議会を解散・総選挙へ 欧州議会選挙での敗北を受け

EU(ヨーロッパ連合)の欧州議会選で、フランスでは与党連合が極右政党に大敗したことを受け、マクロン大統領が国民議会(下院)の解散総選挙を発表しました。

 EU加盟国で行われた欧州議会選の開票が9日に始まり、全体では、欧州統合を推進する「親EU派」が過半数の勢力を確保する見通しです。

 一方で、EUに批判的な右派勢力が躍進し、全体の3割に迫るとみられます。

 フランスでは、28歳のバルデラ氏が党首を務める極右政党「国民連合」がマクロン大統領率いる与党連合を大きく上回り、国内第1党になる見通しです。

 この選挙結果を受けて、マクロン大統領は、議会下院にあたる国民議会を解散し、選挙を行うと発表しました。

 第1回投票を6月30日、決選投票を7月7日に実施する方針です。