![](/img/media/664de7a5946b2.jpg)
軍事教官派遣、近く決定 仏、ウクライナ支援加速
フランスとウクライナのマクロン大統領とゼレンスキー大統領が会談し、ウクライナ兵訓練のため欧州諸国が軍事教官を派遣する計画が近く最終決定される可能性がある。
マクロン氏はフランス製戦闘機の供与やウクライナのEU加盟交渉支持を表明し、ロシアへの対抗姿勢を強化する考え。
ロシアとの対立を強める一方で、各国の反発を受けつつ、ウクライナへの支援を加速しようとするフランスの取り組みが進行中。
【パリ共同】フランスのマクロン大統領は7日、パリのエリゼ宮(大統領府)でウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。会談後の共同記者会見で、ウクライナ兵を訓練するため同国に欧州諸国が軍事教官を派遣する計画について、近く最終決定したいと述べた。侵攻を続けるロシアに対する劣勢挽回に向け、支援を加速させたい考え。
マクロン氏は「いくつかのパートナー国は同意している。最終決定までに数日間が必要だ」と語った。派遣が決まればロシアが反発しそうだ。
ゼレンスキー氏はフランスの取り組みを「支持する」と述べ、「ウクライナ兵の動員がより効率的で実用的なものになるだろう」と強調した。
マクロン氏はウクライナへのフランス製戦闘機ミラージュ2000の供与を正式に表明した。数は公表していない。フランスでウクライナ人操縦士を訓練する。
マクロン氏はウクライナの欧州連合(EU)加盟交渉の年内開始に支持を表明した。多くの加盟国が賛成しているとされるが、ロシアに近いハンガリーが反対している。