ミラージュ戦闘機、ウクライナにフランスが供与へ…Dデー80年式典にゼレンスキー氏出席

AI要約

ウクライナのゼレンスキー大統領がパリで演説し、欧州の安全保障の鍵はウクライナにあると述べ、軍事支援の強化を求めた。

ゼレンスキー氏は平和サミットで戦争終結に向け協力を呼びかけ、マクロン仏大統領とも会談を行うことを伝えた。

第二次世界大戦関連の記念式典にも出席し、バイデン米大統領やマクロン氏らと共に式典に参加した。

 【パリ=梁田真樹子】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は7日、フランスの首都パリを訪問し、仏国民議会(下院)で演説した。「欧州の安全保障の鍵はウクライナにある」と述べ、軍事支援の強化を呼びかけた。

 ゼレンスキー氏は15~16日にスイスで予定される「平和サミット」が「戦争を終結に近づけることになる」と訴え、協力を求めた。7日にはパリでマクロン仏大統領と会談する。マクロン氏は6日の仏テレビのインタビューでウクライナに仏軍のミラージュ戦闘機を供与する方針を表明した。

 ゼレンスキー氏は6日、第2次世界大戦で連合軍がナチス・ドイツに勝利する転機となったノルマンディー上陸作戦のDデー(作戦決行日)から80年となるのに合わせて仏北西部オマハ・ビーチで開かれた式典に、バイデン米大統領やマクロン氏らと出席した。