プーチン大統領の娘2人、異例の登場…国家プロジェクトへ関与との指摘

AI要約

プーチン大統領の娘たちが、ロシア政府が各国に投資を呼びかける国際経済フォーラムに参加し、国家プロジェクトへの関与が指摘されている。

長女はバイオ技術の教育に関心を示し、遺伝子研究プロジェクトに参加しているとされている。

次女は制裁下でのロシア企業による代替品製造プロジェクトを率いており、米欧各国から制裁対象に指定されている。

 ロシア政府が各国に投資を呼びかける「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム」に、プーチン大統領の2人の娘が参加した。公開イベントに登場するのは異例。プーチン氏は2人を娘と公言していないが、共に国家プロジェクトへの関与が指摘されている。

 長女で内分泌科医のマリヤ・ボロンツォワ氏は7日のバイオ技術に関する会議で、「バイオ技術の教育は早期に始めるべきだ」と強調した。政権が巨額の資金を投じる遺伝子研究のプロジェクトに参加しているとされる。

 次女のカテリーナ・チホノワ氏は、制裁下でのロシア企業による代替品製造プロジェクトを率いる。6日にオンラインで参加した軍需産業の会議で、「ロシア企業が取って代わる好機だ」と訴えた。

 米欧各国は2人がプーチン氏の資産を隠し持っているなどとして、制裁対象に指定している。