「空飛ぶタクシー」米新興が商用化 当局認可、来年にも運航

AI要約

米新興企業アーチャー・アビエーションが空飛ぶタクシーの商用運航に向けたFAA認可を得たことを発表。

アーチャーは、トヨタやANAと提携し、来年にも米国内で運航を開始する予定。

アーチャーはミッドナイトというeVTOL機の開発を進め、ニューヨークやカリフォルニアなどでのサービス開始を目指している。

 【ニューヨーク時事】「空飛ぶタクシー」の開発を手掛ける米新興企業アーチャー・アビエーションは5日、米連邦航空局(FAA)から商用運航に向けた認可を得たと発表した。

 トヨタ自動車やANAホールディングスと提携している米ジョビー・アビエーションに続く2社目で、来年にも米国内などで運航を始める予定だ。

 アーチャーのゴールドスタイン最高経営責任者(CEO)は米テレビ局の取材に対し「今回の認可によって、当社は事実上の航空会社となり乗客を運べるようになった」と述べた。ただ、実際の運航にはFAAから機体の型式証明を取得することも必要になる。

 アーチャーは、電動垂直離着陸機(eVTOL)「ミッドナイト」の開発を米ユナイテッド航空などの支援を受けて進めている。ニューヨークやカリフォルニア州サンフランシスコ、ロサンゼルスなどのほか、アラブ首長国連邦(UAE)でのサービス開始を目指している。