75歳のフィジー首相、砲丸投げで銅メダル 国際大会

AI要約

フィジーのシティベニ・ランブカ首相が75~79歳の砲丸投げで3位入賞。

ランブカ氏はスポーツ選手としても活躍し、国際大会でメダルを獲得。

元軍人で政治家の経歴も持つランブカ首相は、健康的な生活を提唱。

75歳のフィジー首相、砲丸投げで銅メダル 国際大会

【AFP=時事】フィジーのシティベニ・ランブカ(Sitiveni Rabuka)首相(75)が5日、同国の首都スバで開催されている「オセアニア陸上競技選手権大会(Oceania Athletics Championships)」で、砲丸投げの75~79歳の部で3位に入賞した。

 ランブカ氏は1974年、英連邦に属する国などが参加するコモンウェルスゲームズ(Commonwealth Games)でフィジー代表として、ハンマー投げ、砲丸投げ、円盤投げ、十種競技に出場。またプロップとしてラグビー・フィジー代表にも選出された経験を持つ。

 一国の指導者がスポーツ大会に参加することは今に始まったことではないが、国際大会でメダルを獲得するのは珍しい。

 ランブカ氏は7.09メートルを投げ、3位に入賞。1位と2位はオーストラリア人の選手だった。

 ランブカ氏はフェイスブックに「75歳になるが、健康的な生活を習慣付けてもらうよう若い世代を刺激したい」と投稿した。 

 3日には円盤投げに出場したが、4位入賞でメダルには一歩届かなかった。

 ランブカ氏は元軍人で1987年に2度のクーデターを率いた。除隊して政治家に転身すると、1992年から1999年まで首相を務めた。2022年12月、連立政権樹立に伴い23年ぶりに首相に返り咲いた。【翻訳編集】 AFPBB News