韓国 きょうのニュース(6月5日)

AI要約

米企業代表が訪韓し、韓国南東部の石油埋蔵分析に関するプロジェクトの重要性を強調。

米戦略爆撃機B1Bが朝鮮半島に展開し、7年ぶりに精密誘導弾投下訓練を行った。

与野党が国会常任委員長の配分について交渉し、合意に至らず。

韓国 きょうのニュース(6月5日)

◇南東部の石油埋蔵分析 米企業代表が訪韓

 韓国南東部の深海に埋蔵される石油・天然ガスの分析を担当した米企業「Act―Geo(アクトジオ)」のビトール・アブレウ代表は5日、仁川国際空港で記者団に対し、「今回のプロジェクトは大変重要なため、韓国国民に明確な答えを与えるため韓国を訪れた」と述べた。尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は3日に記者会見を開き、南東部・慶尚北道浦項市の迎日湾沖に最大140億バレルに達する石油と天然ガスが埋蔵されている可能性が高いと発表した。アブレウ氏はこのガス田の経済性が高いとみているかという質問に「そうだ」と答えながらも、「秘密保持契約のため詳細は言えない」と述べた。

◇米戦略爆撃機B1B 朝鮮半島に展開=7年ぶり精密誘導弾投下訓練

 米戦略爆撃機B1Bが朝鮮半島上空に展開された。国防部はB1Bが韓米空軍の戦闘機と合同訓練を行い、韓国内の射撃場に精密誘導爆弾(JDAM)を投下したと発表した。「死の白鳥」の異名を持つB1Bが朝鮮半島でJDAMの投下訓練を行ったのは2017年以来7年ぶり。

◇与野党 国会常任委員長の配分巡る交渉で合意至らず

 与野党の院内代表は、第22代国会の初の本会議を前に18の国会常任委員会の委員長を決める交渉を続けたが、合意には至らなかった。与野党は法制司法委員長、運営委員長、科学技術情報放送通信委員長をどちらが引き受けるかを巡って一歩も譲らぬ攻防を続けた。与党「国民の力」の秋慶鎬(チュ・ギョンホ)院内代表と最大野党「共に民主党」の朴贊大(パク・チャンデ)院内代表は、法定期限である7日まで協議を続けると明らかにした。

◇尹大統領「鉱物協力構築し協力拡大を」 アフリカとのビジネスサミットで

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領はソウル市内のホテルで開かれた「韓国・アフリカビジネスサミット」で基調演説を行い、「最近、地政学的リスクによりグローバル供給網(サプライチェーン)の不確実性が高まっており、アフリカの役割が大きく注目されている」として、アフリカ主要国と「重要鉱物パートナーシップ」を構築するとともに、価値を共有する枠組み「鉱物安全保障パートナーシップ(MSP)」を通じて互恵的な資源協力が拡大することを願うと述べた。

◇英大学ランキング ソウル大が31位に躍進

 英国の大学評価機関、クアクアレリ・シモンズ(QS)が4日(現地時間)発表した世界大学ランキングによると、ソウル大は31位で、韓国の大学としては最高位を記録した。ソウル大は昨年の41位から10ランク上昇し、28位から32位に下落した東京大を追い抜いた。このほか、韓国科学技術院(KAIST)、延世大、高麗大、浦項工科大の計5校が100位以内にランクインした。