電鉄富山駅の増築着手 立体交差事業 富山地鉄、年度内に
AI要約
富山地方鉄道本線の高架化に伴う富山地鉄電鉄富山駅の駅舎増築が今年度内に着手されることが決定。
増築工事の完了は2028年度末を見込み、新設される改札口は2階に配置される予定。
富山駅周辺の連続立体交差事業推進のため、国や関係機関に予算措置を求める決議が採択され、事業の促進が進められる方針。
富山駅周辺連続立体交差事業促進期成同盟会の総会は30日、富山市のタワー111で開かれ、富山県は、富山地方鉄道本線の高架化に伴い、今年度内に富山地鉄が電鉄富山駅の駅舎増築に着手する方針を示した。
増築で改札口は2階に新設される。昨年5月に始まった高架橋の建設工事に合わせ、2028年度末までの完了を見込む。県の担当者は高架橋の建設について、新幹線の線路と富山地鉄の仮設線路の間で行われていると説明し「作業スペースが限定されているが安全第一で着実に進める」と述べた。
国や関係機関に対し、高架化や土地区画整理事業を推進するための予算措置を求める決議を採択した。会長の藤井裕久富山市長は「立体交差事業と関連事業が進み、駅周辺の人の往来が活発化し、民間商業施設の開発やイベント開催につながっている」と強調。さらなる事業の促進に力を入れる考えを示した。
