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25年度PB黒字化が視野に入る努力続ける=新藤経済財政相
新藤義孝経済財政相は2025年度の基礎的財政収支(PB)黒字化を目指すと表明
経済成長率1.3%を仮定してもPBは1.1兆円の赤字の見通し
成長率や賃上げ実現、株価の影響が見込まれる25年度の財政黒字化の実現性には疑問符がつく
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Yoshifumi Takemoto
[東京 3日 ロイター] - 新藤義孝経済財政相は3日の衆院決算行政監視委員会で、政府として2025年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)黒字化が視野に入るよう努力を続けると述べた。
政府が1月に示した中長期の財政試算によると、2025年度は1.3%と高めの実質経済成長率を達成したと仮定しても基礎的財政収支は1.1兆円の赤字にとどまる見通しであるため、PB黒字化の実現性を疑問視する見方がある。
新藤経済財政相は、25年度黒字化達成は「簡単ではないが国民に丁寧に説明が必要」と指摘。試算の前提である成長率1.3%についても23年度の1.2%などと比べ「それほど非現実的な姿ではない」と説明した。さらに試算時点では、今春闘での「賃上げ実現や株価などは想定していなかった」とも述べた。