トルコ製造業PMI、5月も50割れ 需要鈍化で生産と雇用縮小
5月のトルコ製造業PMIが2か月連続で50を下回り、需要の低迷が生産と雇用の縮小をもたらした。
新規受注が減少し、需要低迷と価格上昇が輸出に影響を与えた。
インフレ圧力は緩和しており、製造業の回復が年後半に見込まれている。
[イスタンブール 3日 ロイター] - イスタンブール商工会議所とS&Pグローバルがまとめた5月のトルコ製造業購買担当者景気指数(PMI)は好不況の分かれ目である50を2カ月連続で下回った。需要鈍化を受け生産と雇用が縮小した。
PMIは49.3から48.4に低下した。
需要低迷と価格上昇で輸出を含む新規受注が減少した。
ただインフレ圧力の緩和が続き、投入価格と産出価格の上昇は緩やかだった。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの経済ディレクター、アンドリュー・ハーカー氏は、需要に悪影響を及ぼしている物価高の圧力緩和で、年後半には製造業が回復するとの見方を示した。