# 認知‐運動解離

やさしさと忍耐強さが必要な認知症の人の介護。93歳の介護職員「大切なのはその人の変化でなく<病気がそうさせている>と理解すること」
2024.05.27

やさしさと忍耐強さが必要な認知症の人の介護。93歳の介護職員「大切なのはその人の変化でなく<病気がそうさせている>と理解すること」

内閣府が公表する「令和5年版高齢社会白書」によると、令和2年度の65歳以上の要介護者数は平成22年度から約178万人増加し、特に75歳以上で割合が高くなっているそう。誰もが要介護者になり得る「超高齢化社会」の昨今ですが、特別養護老人ホーム「山城ぬくもりの里」顧問の細井恵美子さんは、93歳で現役

「何かの病気かな…」ネット検索すると不安がさらに高まる当然のワケ
2024.05.26

「何かの病気かな…」ネット検索すると不安がさらに高まる当然のワケ

 人はなぜ不安になるのか。私たちの多くは、不安になるのは不安にさせる対象があるからだと考えがちだ。しかし、不安に対処することが不安の原因になることもあるという。人間が抱える不安のメカニズムを紐解いていく。本稿は、原井宏明・松浦文香『「不安症」でもだいじょうぶ ―不安にならない、なくすという目標

民生委員LINEスタンプ発売 全国民生委員児童委員連合会、認知度向上目指す
2024.05.26

民生委員LINEスタンプ発売 全国民生委員児童委員連合会、認知度向上目指す

 全国民生委員児童委員連合会は10日、無料通話アプリ「LINE」で使用するスタンプの販売を開始した。12日の民生委員・児童委員の日に合わせてリリースしたもので、認知度向上が狙い。 同委員は厚生労働大臣が委嘱する非常勤の地方公務員。ボランティアとして活動しており、全国に23万人いる

認知症による死亡リスクの抑制にはオリーブ油が効果的?【役に立つオモシロ医学論文】
2024.05.26

認知症による死亡リスクの抑制にはオリーブ油が効果的?【役に立つオモシロ医学論文】

【役に立つオモシロ医学論文】 高齢化が進む現代社会では脳卒中や心臓病で亡くなる人が減少傾向にある一方で、認知症の進行に関連した合併症(誤嚥による肺炎や摂食障害)で亡くなる人は増加傾向にあります。 認知症を発症する原因はさまざまですが、食事習慣との関連性に着目した研究

「食器棚の50万円が…」認知症の78歳母が失踪…発見された「意外な場所」と「まさかの金銭トラブル」
2024.05.26

「食器棚の50万円が…」認知症の78歳母が失踪…発見された「意外な場所」と「まさかの金銭トラブル」

 前編記事<5日後には生存率が「ゼロ」に…増え続ける「認知症行方不明者」の深刻すぎる実態>もあわせてお読みください。 65歳以上の高齢者の認知症発症率は、推計15%。2012年時点で約462万人であることが厚生労働省の調査で明らかになっています。その数は年々増え続けており、202

「治癒は後でも、今ケアする」認知症発症率は子どものころの生活も影響、患者と介護者が今からできること
2024.05.26

「治癒は後でも、今ケアする」認知症発症率は子どものころの生活も影響、患者と介護者が今からできること

病気や症状、生活環境がそれぞれ異なる患者の相談に対し、患者の心身や生活すべてを診る家庭医がどのように診察して、健康を改善させていくか。患者とのやり取りを通じてその日常を伝える。<本日の患者>E.S.さん、61歳、女性、主婦。「先生、高齢者の7人に1人が認知症になるっ

妻への殺人未遂容疑で88歳夫を逮捕 妻は死亡、夫は認知症か
2024.05.25

妻への殺人未遂容疑で88歳夫を逮捕 妻は死亡、夫は認知症か

 同居する妻(84)の首を切りつけて殺そうとしたとして、警視庁調布署は25日、東京都狛江市岩戸南1の男性(88)を殺人未遂容疑で緊急逮捕した。妻はその後、搬送先で死亡が確認された。男性は「妻が言うことを聞かなかったから殺そうとした」と供述している。認知症を患っていたとみられ、同署が詳しく話を聴

住宅で84歳女性が首や胸など刺され死亡 88歳の夫を逮捕 訪れた親族が110番通報 東京・狛江市
2024.05.25

住宅で84歳女性が首や胸など刺され死亡 88歳の夫を逮捕 訪れた親族が110番通報 東京・狛江市

東京・狛江市で高齢の女性が首や胸などを刺され死亡し、警視庁は88歳の夫を逮捕した。狛江市岩戸南の住宅で25日午前7時ごろ、「女性が倒れている」と訪れた親族から110番通報があった。警察官が駆けつけたところ、この家に住む佐藤常子さん(84)が首や胸などを刺され血を流して倒れているの

84歳妻への殺人未遂容疑で88歳夫を逮捕 妻は死亡、夫は認知症か
2024.05.25

84歳妻への殺人未遂容疑で88歳夫を逮捕 妻は死亡、夫は認知症か

 同居する妻(84)を刃物で切りつけるなどして殺害しようとしたとして、警視庁は25日、無職の夫(88)=東京都狛江市=を殺人未遂容疑で緊急逮捕し、発表した。妻は搬送先の病院で死亡が確認された。警視庁は殺人容疑に切り替えて調べる方針。■倒れた妻の近くに包丁 夫は認知症か

御木本あかりさん、オバサマ4人の日常を活写する最新小説についてインタビュー「やたらに終活、終活って言うけど、あれはほんとに腹立たしい」
2024.05.25

御木本あかりさん、オバサマ4人の日常を活写する最新小説についてインタビュー「やたらに終活、終活って言うけど、あれはほんとに腹立たしい」

【著者インタビュー】御木本あかりさん/『終活シェアハウス』/小学館/1980円【本の内容】 物語はこんなふうに始まる。《オバサマ達は、いつも唐突に用を言いつける。/早朝でも夜中でも、通学する直前だってお構いなしだ。/「唐突じゃないわよ、機敏なだけ。パッと閃いた時に言

「できない科目をやらないでいかに合格するか」和田秀樹が受験勉強を突破できた人は仕事もできるというワケ
2024.05.25

「できない科目をやらないでいかに合格するか」和田秀樹が受験勉強を突破できた人は仕事もできるというワケ

受験勉強は社会に出てから役立つか。医師の和田秀樹さんは「受験勉強により長時間知識を定着させ、必要なときにいつでも取り出せるようになる。また、受験の際に志望校を設定し、それに何とか合格するような方策を工夫するなかで身に付く『勉強習慣』『努力の維持』『感情コントロール』『わからないことは人に聞く』

「義母が認知症」難航する相続、1人息子の夫は「半分で分割すればいい」本当に大丈夫?
2024.05.25

「義母が認知症」難航する相続、1人息子の夫は「半分で分割すればいい」本当に大丈夫?

義母が認知症ですが、義父の遺産を半分ずつ相続すれば大丈夫なのでしょうか──。こんな相談が弁護士ドットコムに寄せられました。亡くなった義父の遺産を相続するのは一人っ子である相談者の夫と義母の2人だけです。義母の症状は重く、判断能力はまったくない状態のようです。夫は「法

5日後には生存率が「ゼロ」に…増え続ける「認知症行方不明者」の深刻すぎる実態
2024.05.25

5日後には生存率が「ゼロ」に…増え続ける「認知症行方不明者」の深刻すぎる実態

 65歳以上の高齢者の認知症発症率は、推計15%。2012年時点で約462万人であることが厚生労働省の調査で明らかになっています。その数は年々増え続けており、2025年には730万人へ増加し、65歳以上の5人に1人が認知症を発症するといわれています。 また、警察庁生活安全局人身安

「もう終わりだ…」夜中の2時「今すぐきてください!」救急隊員からの電話がなる現実。認知症の両親を看取るという生き地獄
2024.05.25

「もう終わりだ…」夜中の2時「今すぐきてください!」救急隊員からの電話がなる現実。認知症の両親を看取るという生き地獄

高齢化社会が進むにつれ、増えている認知症。公益財団法人生命保険文化センターによると2025年には65歳以上の5.4人に1人が認知症患者になると予想されている。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。「認知症は加齢による物忘れとは異なり、脳の病気です。私自身認知症患者の両親を

母の認知症が進み言葉が通じなくなっても繋がるために【助け合って。介護のある日常】
2024.05.24

母の認知症が進み言葉が通じなくなっても繋がるために【助け合って。介護のある日常】

「母親の認知症が進んでも、内なる“響き”で繋がっていたい。」平井真美子さん「音は見えない世界。自分がピアノを演奏するときには、どんな空間だと気持ちがいいか、聴いてくれる人はどんな音だったら心地いいか。そういう感性のコミュニケーションを大切にしています」ピアニストの平

認知症は遺伝する? 遺伝性のアルツハイマー病の割合は
2024.05.24

認知症は遺伝する? 遺伝性のアルツハイマー病の割合は

認知症について知っておきたい基礎知識について、榊原白鳳病院(三重県)で診療情報部長を務める笠間睦医師が、お薦めの本を紹介しながら解説します。若年性認知症を題材にして夫婦や家族、地域のつながりについて描いた映画「オレンジ・ランプ」が昨年公開されました。主人公である只野

“53歳なのに見た目30代”の医学専門家が実践する老化予防策、「結局これしかない」
2024.05.24

“53歳なのに見た目30代”の医学専門家が実践する老化予防策、「結局これしかない」

 人生100年時代といわれるほど、長寿が当たり前になった現代。長生きできるのは幸せなことだが、その一方で老いを感じながら「幸せ」な時間を増やすことは簡単ではない。科学的な知見から、幸せな老後を過ごすための「幸福度」の上げ方を解説する。本稿は、河合香織『老化は治療できるか』(文春新書)の一部を抜

ハウス避難転び動けず 輪島の80代女性が畑で低体温症、死亡
2024.05.24

ハウス避難転び動けず 輪島の80代女性が畑で低体温症、死亡

  ●災害関連死30人認定  ●水分不足/車中泊で持病悪化/認知症進む… 23日、能登半島地震の災害関連死として初認定された30人は、慣れない避難所生活や車中泊による負担が原因となるケースが目立った。輪島市の80代女性はビニールハウスで避難生活を送る中、近くの畑で転

血液検査で認知症予測 発症前に、早期治療へ展望 東京大など
2024.05.24

血液検査で認知症予測 発症前に、早期治療へ展望 東京大など

 アルツハイマー病の原因とされるタンパク質の血中濃度を測定し、発症前に脳内での蓄積状況を高精度で推定する手法を東京大などの研究グループが開発した。日本人を対象とした大規模な実証研究は初めてで、病気の早期診断につながる可能性があるという。論文は23日、国際専門誌に掲載された。 アル

「お父さんのご飯は1日2回で充分」笑顔を浮かべる義母の正体が明らかになった雪の降る夜
2024.05.23

「お父さんのご飯は1日2回で充分」笑顔を浮かべる義母の正体が明らかになった雪の降る夜

義両親と二世帯住宅で暮らすことになった茉優さん。夫の英輔さんは多少の不満はあれども穏やか。3人の子どもに恵まれ、結婚生活は順調かと思われたとき、義父が脳梗塞で倒れてしまいます。義父の介護を担う茉優さんは、義母と夫が、体が不自由になった義父に対して非常に冷淡であることに気が付きます。そしてある日