# 紛争地

「感染症対策のため速やかにガザで停戦を」国連トップが声明 ポリオウイルス検出で感染症蔓延の恐れ
2024.08.17

「感染症対策のため速やかにガザで停戦を」国連トップが声明 ポリオウイルス検出で感染症蔓延の恐れ

国連のグテーレス事務総長は、パレスチナ自治区ガザなどで感染症が蔓延する可能性があるとして、対策のための速やかな停戦を求めました。国連 グテーレス事務総長「ポリオ・ワクチン接種活動のための人道的な停戦を速やかに確約するよう全ての当事者に求めます」グテーレ

スーダンで数万人死亡の恐れ、国際移住機関が支援拡大呼びかけ
2024.08.14

スーダンで数万人死亡の恐れ、国際移住機関が支援拡大呼びかけ

[ベルリン 13日 ロイター] - 国際移住機関(IOM)は13日、スーダンで発生している世界最大規模の避難民危機に対して対策が取られなければ何万人もの命が失われる恐れがあると警告し、各国に支援拡大を要請した。IOMのスーダンミッションを率いるモハメド・リファト氏は、既に

「国際人道法が軽視されている」赤十字国際委員会・総裁会見 ジュネーブ条約採択75年
2024.08.12

「国際人道法が軽視されている」赤十字国際委員会・総裁会見 ジュネーブ条約採択75年

紛争時の民間人や捕虜などの保護を定めた「ジュネーブ条約」の採択から75年を迎えた12日、赤十字国際委員会のスポリアリッチ総裁が会見を行い、各国に国際人道法の順守を求めました。赤十字国際委員会 スポリアリッチ総裁「記念すべき日ですが、こんな見出しをつけたいと思います。

【ルポ】戦雲漂うイスラエル、悲しい沈黙のヨルダン川西岸地区(1)
2024.08.12

【ルポ】戦雲漂うイスラエル、悲しい沈黙のヨルダン川西岸地区(1)

<昨年10月に始まったイスラエルとハマスの戦争が10カ月以上続いている。ハンギョレは独立系ドキュメンタリーを作るカン・ギョンラン・プロデューサー(PD)を現地通信員として派遣し、悲劇の現場の様子を数回にわたり連載する。カンPDはイラクやバルカン半島など世界全域の紛争地域を回りながら「韓国放送(

「最高の医師」と「最強の兵士」……二つの顔を持つ戦場帰りの男が見た“現代日本の闇”とは?【漫画家インタビュー】
2024.08.10

「最高の医師」と「最強の兵士」……二つの顔を持つ戦場帰りの男が見た“現代日本の闇”とは?【漫画家インタビュー】

サイバーエージェントが運営する縦読み漫画スタジオ「STUDIO ZOON」から、新作縦読みマンガ「BLACK SURGE」(ブラックサージ)が8月10日より連載開始。医師と兵士……戦場帰りの二つの顔を持つ男が、現代日本を震撼させる新作漫画について、原作・医療監修を務める津田彷徨さんにインタビュ

越境攻撃続くロシア南西部、焼け焦げたトラックに遺体 動画浮上
2024.08.10

越境攻撃続くロシア南西部、焼け焦げたトラックに遺体 動画浮上

(CNN) ウクライナによる越境攻撃が続くロシア南西部クルスク州で、焼け焦げたロシア軍のトラックに積まれた遺体を捉えたとみられる映像が浮上した。ウクライナの越境攻撃がさらに奥深くまで入り込み、ロシア軍に甚大な損害を与えていることを示す新たな兆候となる。日中に撮影されたこの動画はロ

内戦スーダン、西部で飢饉 戦闘のため支援進まず
2024.08.02

内戦スーダン、西部で飢饉 戦闘のため支援進まず

 【カイロ共同】複数の国連機関や人道支援団体などの連合体「IPC」は1日、国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」の内戦が続くアフリカ・スーダン西部の北ダルフール州にある一部の難民キャンプで飢饉が発生していると発表した。戦闘で人道支援が進まず、他の地域でも飢饉が発生する恐れがあると分析した。

ゼレンスキー氏、北東部ハリコフ州の前線視察 防空システム迅速に導入
2024.07.30

ゼレンスキー氏、北東部ハリコフ州の前線視察 防空システム迅速に導入

[キーウ 29日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、ロシアとの国境に近い北東部ハリコフ州ボウチャンスクに近い前線地域を視察した。ゼレンスキー氏はインターネットに投稿したビデオクリップで、政府はハリコフ州の防空システムの強化に着手しており、ロシア軍によ

平和を理想のかなたから取り戻す 子ども兵の過酷な現実を明かす講演会
2024.07.29

平和を理想のかなたから取り戻す 子ども兵の過酷な現実を明かす講演会

 ネットで入手できる情報の種類に距離の遠近は無縁だが、それでも遠方のできごとには関心が向かず、結果として知らないことが多い。約20年間、地雷や小型武器、子ども兵、そして平和教育という課題に取り組んできたNPO法人の創設者が、アフリカの子ども兵が直面する過酷な現実について「-元子ども兵の未来を拓

ミャンマー軍政、訓練3ヵ月の新兵を最前線送り 「人間の盾」批判も
2024.07.26

ミャンマー軍政、訓練3ヵ月の新兵を最前線送り 「人間の盾」批判も

 【バンコク稲田二郎】ミャンマー軍事政権が徴兵したばかりの新兵を、少数民族武装勢力らとの紛争地帯に送り込んでいる。第1陣として今月から約5千人を配備。ただ、新兵は3カ月程度しか訓練を受けておらず、国軍が経験の乏しい新兵を「人間の盾」にしているとの批判が出ている。 軍政は今年2月に

WHO、ガザのポリオ蔓延に危機感 イスラエル軍はワクチン接種
2024.07.25

WHO、ガザのポリオ蔓延に危機感 イスラエル軍はワクチン接種

(CNN) 世界保健機関(WHO)は23日、ガザでの衛生状況の悪化のためポリオの蔓延(まんえん)を極度に危惧していると警告した。パレスチナ占領地で公衆衛生上の緊急対応に当たるWHO責任者が述べた。「ガザでワクチン由来のポリオウイルスが広がる高い危険性がある」とし、「ウイルスの検出

国境通信 治安の悪化のニュース そして深夜に窓を叩く音 恐る恐る外を覗くと・・・ 川のむこうはミャンマー ~軍と”戦い続ける人々の記録#4
2024.07.22

国境通信 治安の悪化のニュース そして深夜に窓を叩く音 恐る恐る外を覗くと・・・ 川のむこうはミャンマー ~軍と”戦い続ける人々の記録#4

2024年3月にこれまで勤めていた放送局を退職した私は、タイ北西部のミャンマー国境地帯に拠点を置き、軍政を倒して民主的なミャンマーの実現をめざす民衆とともに、農業による支援活動をスタートさせた。それなりに飲食店やバーもある規模の街だが、アパートを借りて寝泊まりしているのは、夜にな

パレスチナ自治区への占領政策は「国際法違反」ICJが勧告的意見 イスラエル側は「自分たちの土地」と反発
2024.07.20

パレスチナ自治区への占領政策は「国際法違反」ICJが勧告的意見 イスラエル側は「自分たちの土地」と反発

イスラエルのパレスチナ自治区ヨルダン川西岸地区などへの占領政策をめぐり、ICJ=国際司法裁判所は国際法違反であるとする勧告的意見を出しました。ICJは19日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸と東エルサレムにおけるイスラエルの入植活動などの占領政策を「国際法違反」だと指摘。イスラエル

国連、ガザ人道支援向け装備のさらなる搬入開始へ イスラエルが承認
2024.07.16

国連、ガザ人道支援向け装備のさらなる搬入開始へ イスラエルが承認

Michelle Nichols[国連 15日 ロイター] - 国連は15日、パレスチナ自治区ガザでの人道支援活動で、イスラエル当局から承認を得たとして、装甲車両や個人用防護具のさらなる搬入を開始すると発表した。国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の

ラミー英外相がイスラエル訪問、即時停戦を呼びかけ
2024.07.15

ラミー英外相がイスラエル訪問、即時停戦を呼びかけ

イギリスのデイヴィッド・ラミー新外相は14日、外相就任から初めてイスラエルとパレスチナ自治区を訪問し、ガザ地区での即時停戦を呼びかけた。「私は停戦を強く促すためにここにいる。ここ数カ月続いた人命の損失は(中略)あまりに恐ろしい。終わりにしなくてはならない」と、外相は述べた。

GPS妨害、世界の紛争地で急増 航空運航、地図アプリに悪影響
2024.07.13

GPS妨害、世界の紛争地で急増 航空運航、地図アプリに悪影響

 【ロンドン共同】世界の紛争地周辺で、GPSなどの衛星利用測位システムへの妨害が深刻化している。民間機の位置情報が狂い、航路を外れたり、着陸できなかったりする事案も発生。紛争当事国の行為が原因とみられ、地図アプリの不具合など、近隣国の市民生活にも支障が出ている。 米国運用のGPS

医療従事者や患者9人死亡 WHO、病院攻撃を非難
2024.07.12

医療従事者や患者9人死亡 WHO、病院攻撃を非難

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は11日、スイス西部ジュネーブで記者会見し、ウクライナの病院施設に対する攻撃が8日に計4件あり、医療従事者や患者ら計9人が死亡、計71人が負傷したと明らかにした。「医療・保健への攻撃は国際人道法違反だ」と非難した。 8日

“隠れた報復”進むヨルダン川西岸占領地 聖地で探ったユダヤ人入植者の本音、なぜ土地に固執、過激化するのか?
2024.07.11

“隠れた報復”進むヨルダン川西岸占領地 聖地で探ったユダヤ人入植者の本音、なぜ土地に固執、過激化するのか?

イスラエル軍の掃討作戦が続くガザ地区での悲劇に世界の注目が集まる中、パレスチナ人に対する“隠れた報復”が、ガザから東へ40キロほど離れたもう一つの占領地、ヨルダン川西岸で進行している。 昨年10月に起きたイスラム組織ハマスによる越境攻撃以来、入植者による暴力が急増し、4月上旬まで

イスラエル軍の指揮統制の問題が浮き彫りに...最も明確に表れた3つの事例
2024.07.09

イスラエル軍の指揮統制の問題が浮き彫りに...最も明確に表れた3つの事例

イスラエル国防軍(IDF)はプロ意識の高い軍隊という評判が高く、「世界で最も道徳的な軍隊」を自負してもいる。しかし、パレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスに対する掃討作戦などから浮かび上がるのは、指揮統制の深刻な問題だ。最初に確認しておきたいのは、IDFがガザで甚大な人的被害

世界の地雷対策、包括的に支援 上川外相6日に表明
2024.07.05

世界の地雷対策、包括的に支援 上川外相6日に表明

 政府は各国の地雷対策を後押しする包括的な支援策を打ち出す方針を固めた。 上川陽子外相が6日、訪問先のカンボジアで表明する。同国と日本が地雷除去で培った知見を活用し、被害に直面するウクライナなどの取り組みに貢献したい考えだ。関係者が5日、明らかにした。 支援策は(1