# 紛争・戦争
父は空の木箱で帰ってきた。遺骨も頭髪も爪もなし…中にあったのは「徳重藤盛」と記した木札だけだった【証言-語り継ぐ戦争】
■徳重 勇さん(87)霧島市国分重久 1936(昭和11)年10月、3人きょうだいの長男として霧島市国分重久で生まれた。父・徳重藤盛は焼酎蔵の杜氏(とうじ)。家には焼酎や荷物を運ぶために当時は高級品だった自転車があった。戦争が始まっても、牛舎や田んぼもあり、しばらくは生活は安定し
綾瀬はるか「戦争」を聞く~沈められた民間の船~ 当時14歳、九死に一生を得た元船員の壮絶な体験とは【news23】
毎年お伝えしている綾瀬はるかさんの『「戦争」を聞く』。これまで70人以上の戦争体験者から話を聞いてきた綾瀬さん。今回お話を伺ったのは、太平洋戦争中に物資などを運ぶため海へ駆り出された民間の船に乗っていた男性です。当時14歳、九死に一生を得た壮絶な体験を聞きました。■戦時徴用船とな
国策に翻弄され多くの犠牲者を出した満蒙開拓 戦争を知らない高校生たちが感じた加害者と被害者双方に残った傷とは
戦後79年。戦争体験者から、直接、話を聞くことが難しい時代を迎えています。そうした中、戦争を知らない世代が、満蒙開拓の歴史を語り継ぐ取り組みを取材しました。「あなたは満蒙開拓のどこを選んで伝えますか」7月、愛知県の高校生らが、戦争中の満蒙
ロシア兵力再編成引き出したウクライナの奇襲…「名誉ある撤退」決める瞬間
ロシア領内を奇襲したウクライナ軍が国境に近い74の村を占領し、ロシア兵数百人を捕虜とした中で、ロシアが領土防衛に向け最前方兵力の一部を移動させている。ロシア軍のこうした動きはロシアのプーチン大統領が「敵を追い出し制圧するだろう」と反撃を予告してから1日ぶりに確認された。ロシア国営
ハマス最高指導者の暗殺で中東緊迫、米国防長官は「最強の原潜」「空母打撃群」を派遣 停戦交渉が先か、イラン報復が先か
イスラム原理主義組織ハマスの最高指導者だったハニヤ氏がイランで暗殺され、イランとイスラエルの緊張が極度に高まっている。ジョン・カービー米大統領補佐官は12日、イランが今週にも報復に踏み切る可能性があるとして、「大規模攻撃に備えないといけない」と強調した。難航する停戦交渉の再開。米軍は最強の原子
【解説】 ウクライナの越境攻撃、これからどうなるのか ロシアに侵入して
フランク・ガードナー安全保障担当編集委員ウクライナ外務省は、先週占領したロシア領を永久に維持するつもりはないと発表した。しかし、ウクライナは今日もなお、厳しい選択を迫られている。ロシア政府に最大限の圧力をかけるために軍を駐留させ続けるのか、それとも今すぐ撤退するのか
「ようやく戦後迎えた」 戦死の兄、81年目に慰霊 和歌山県田辺市の田畑さん
和歌山県田辺市文里2丁目の田畑富美子さん(93)は「今年ようやく戦後を迎えられた」と話す。第2次世界大戦中の1943(昭和18)年7月にソロモン諸島で沈没した軽巡洋艦「神通」の慰霊顕彰祭に出席できたからだ。戦死した兄、谷口勲さん(当時22歳)が乗艦していた。 神通は戦時中、ソロ
戦争で得られるものない 映画「轟音」で平和学習、和歌山県田辺市龍神中学校
和歌山県田辺市龍神村安井の龍神中学校1年生13人は15日の終戦記念日を前に、平和学習に取り組んだ。太平洋戦争末期に龍神村殿原に墜落した米軍の爆撃機B29に関するドキュメンタリー映画「轟音(ごうおん)」を視聴し、平和の大切さや戦争の悲惨さについて理解を深めた。 龍神中では毎年、学
湖畔に佇む特攻の記憶 「語り部」が伝え続ける茨城「鹿島海軍航空隊跡」 戦後79年
夏草が足元に高く伸びていた。水辺を望むように、ツタが絡む朽ちた建物が立ち並んでいる。茨城県南部、霞ケ浦の湖畔。先の大戦中にパイロットを訓練した施設がここに残っている。昭和13年に発足した鹿島海軍航空隊(鹿島空)の跡地。日本海軍の水上飛行機部隊の養成施設として終戦まで運用されていた
ガザの死者4万人に迫る 感染症拡大の危機も WHOがポリオ・ワクチン搬送を計画
イスラム原理主義組織ハマスを標的とするイスラエル軍の攻撃が続くパレスチナ自治区ガザで、昨年10月の戦闘開始以降の死者数が4万人に近づいた。軍事攻撃に加え、イスラエル軍の指示で何度も避難を強いられてきた住民は体力を消耗している。支援物資の搬入が停滞して十分な栄養も取れず、感染症の拡大が懸念されて
ロシア西部ベルゴロド州でも非常事態宣言 ウクライナ軍の攻撃受け
【AFP=時事】ロシア西部ベルゴロド(Belgorod)州のビャチェスラフ・グラトコフ(Vyacheslav Gladkov)知事は14日、同州はウクライナ軍の攻撃にさらされ「極めて困難な」状況に直面しているとし、非常事態を宣言した。 知事はテレグラムに、「ウクライナ軍の砲撃によ
スーダンで数万人死亡の恐れ、国際移住機関が支援拡大呼びかけ
[ベルリン 13日 ロイター] - 国際移住機関(IOM)は13日、スーダンで発生している世界最大規模の避難民危機に対して対策が取られなければ何万人もの命が失われる恐れがあると警告し、各国に支援拡大を要請した。IOMのスーダンミッションを率いるモハメド・リファト氏は、既に
ウクライナ入りしたF-16戦闘機、プーチンが狙う地上破壊を防ぐためNATO側が画策する「タッチ・アンド・ゴー作戦」
■ 制空権確保にようやく本腰を入れられるウクライナ 勃発から2年半が過ぎたウクライナ侵略戦争に大きな転機だろうか。8月6日、ついにウクライナ軍がロシア領内に初めて本格的な逆侵攻を実施。5000人~1万人の大兵力でロシア西部クルスク州(ウクライナ北東部)を奇襲し、30km以上も内陸
ロシア領への侵入は「容易だった」 越境攻撃したウクライナ兵たちが語る
ジェイムズ・ウォーターハウス、ウクライナ特派員(スーミ州)「Z」の文字は、ロシアのウクライナ侵攻を象徴するシンボルかもしれない。一方で「白い三角形」は、そのロシア軍を撃退するという、ウクライナの最も大胆な試みを象徴している。ウクライナ北部スーミ州では、補給トラックや
終戦直前の米軍機攻撃で犠牲 駅員や将兵など約40人向け成東駅職員が追悼行事
第2次世界大戦の終戦直前、米軍機の攻撃で、およそ40人が犠牲になった千葉県山武市の成東駅で13日、追悼行事が行われました。13日昼前、JR成東駅で行われた追悼行事では、13回忌の際に建立された、追悼の碑に駅長ら7人が花束を手向け、爆発が起きた時間にあわせて1分間の黙とうを捧げまし
ロシア西部国境ベルゴロド州が非常事態宣言、ウクライナの攻撃で
[14日 ロイター] - ウクライナと国境を接するロシア西部ベルゴロド州のグラトコフ知事は14日、ウクライナ軍による攻撃が続いているとして州全域に非常事態宣言を出した。テレグラムに投稿した動画で「ベルゴロド州の状況は引き続き極めて困難で緊迫している」と述べ、ウクライナ軍に
「家に帰ったら母がうずくまって泣いていた」 戦争で家族亡くした遺族団が全国戦没者追悼式に出発
終戦からあす15日で79年です。福岡県の戦没者の遺族代表団が結団式を開き、あす東京で開かれる全国戦没者追悼式に向けて出発しました。福岡空港では14日、15日に東京で開催される全国戦没者追悼式に参列する、遺族代表団の結団式が開かれました。福岡県 大曲昭恵 副知事「これ
元うたのおねえさん・小野あつこ 沖縄の祖母が「戦争は怖い」以上のことを語らなかった理由 子どもたちにつなぐ思い #戦争の記憶
「沖縄の祖母は10代で戦争を経験しているのですが、祖母と戦争の話をしたことはほとんどありませんでした。『怖くて話したがらない』と母も言っていましたし、私も子どもながらに、聞いちゃいけないことなんだろうなと感じていたんです」NHK Eテレの『おかあさんといっしょ』で第21代うたのお
出生届の申請中、生後4日の双子と妻がイスラエル軍に殺害される パレスチナ・ガザ
イスラエル軍による攻撃が続くパレスチナ自治区ガザ地区で、生まれたばかりの双子が、父親が出生届を役所に出しに行っている間に殺害された。BBCなど複数の海外メディアが報じている。死亡したのは、アッセルちゃんとアイセルちゃん。父親のモハメド・アブ・アル・クムサンさんが留守
バイデン大統領 イスラエルとハマスの交渉「より難しくなってきている」 ウクライナの越境攻撃は「注視」
アメリカのバイデン大統領は、イスラエルとイスラム組織ハマスの間の停戦などをめぐる交渉について、「より難しくなってきている」との認識を示しました。アメリカ バイデン大統領「より難しくなってきている。イランが何をするか、攻撃があるのかを注視する。しかし、私はあきらめない