# 社会保障

〈厚労省幹部に聞く〉最大の眼目は賃上げ 黒田秀郎・老健局長
2024.08.06

〈厚労省幹部に聞く〉最大の眼目は賃上げ 黒田秀郎・老健局長

――直前まで厚労省大臣官房総括審議官でしたが、老健局総務課長や大分県副知事も歴任されています。 老健局での勤務は3回目です。大分ではコロナ禍において、医療や介護を中心に県政全体を担当していました。 老健局は、現場を歩いて対話し、政策を組み立てていくことが成り立ちです

厚生年金「平均並みの月14万円以上」もらえる人は日本にどのくらい?国民年金の実態もチェック
2024.08.06

厚生年金「平均並みの月14万円以上」もらえる人は日本にどのくらい?国民年金の実態もチェック

8月に入り、お盆も近づいてきてました。8月15日は年金の支給日でもありますね。老後の資金計画をしっかり立てるためには、公的年金の受給額をきちんと把握することがとても大切です。物価上昇などが取り上げられる今日、老後の生活に対する不安を抱えている人もいるでしょう。安心し

転職が決まりましたが、退職日から入社日まで「1日」だけ間が空きます。この場合、年金はどうなるのでしょうか?
2024.08.06

転職が決まりましたが、退職日から入社日まで「1日」だけ間が空きます。この場合、年金はどうなるのでしょうか?

希望する職種への転職が決まりうれしい気持ちで溢れている一方、退職日と入社日の間に1日空きができてしまい、年金の手続きがどうなるのか不安を感じている方もいるでしょう。本記事では、退職日と入社日が1日空いてしまう場合に必要な年金手続きを紹介するとともに、国民年金保険料の納付金額や、納

「在職老齢年金」見直しを 高齢社会対策で提言 内閣府検討会
2024.08.05

「在職老齢年金」見直しを 高齢社会対策で提言 内閣府検討会

 内閣府の有識者検討会は5日、高齢社会に対応した社会保障制度の在り方に関する報告書をまとめた。 65歳以上の就業者数の増加を踏まえ、一定以上の賃金がある高齢者の厚生年金を減額する「在職老齢年金制度」の見直しを提言。定年制や再雇用など雇用の在り方についても検討するよう求めた。

来年度予算 自然増4100億円 政府、概算要求基準を閣議了解
2024.08.05

来年度予算 自然増4100億円 政府、概算要求基準を閣議了解

 政府は7月29日、2025年度予算編成での概算要求基準を閣議了解した。最大の支出項目である社会保障費については、合理化・効率化に最大限取り組み、歳出削減を進めるとした。高齢化などに伴う「自然増」は4100億円と見込んだ。各省庁は8月31日までに要求する。 岸田政権が重視するデフ

専業主婦ですが、「月400円」の付加保険料を納めると、将来の年金額が「数万円」増えると聞きました。10年でどれだけ増えますか? 専業主婦でも納められるのでしょうか?
2024.08.05

専業主婦ですが、「月400円」の付加保険料を納めると、将来の年金額が「数万円」増えると聞きました。10年でどれだけ増えますか? 専業主婦でも納められるのでしょうか?

老齢年金を増やす手段の1つに「付加保険料の納付」があります。国民年金保険料に上乗せして付加保険料を支払うことで、老齢年金に付加年金が加算されるのです。しかし、付加保険料は誰でも納付できるわけではありません。本記事では、付加保険料の対象となる人や付加年金の額などについて紹介します。

障害年金の特例さらに10年延長 厚労省、未納者を救済
2024.08.05

障害年金の特例さらに10年延長 厚労省、未納者を救済

 障害年金を受給できるよう保険料未納者を救済する特例について、厚生労働省は10年間延長する方針を7月30日の社会保障審議会年金部会(座長=菊池馨実早稲田大法学学術院教授)に示した。委員からは賛同する意見が上がり、2025年の年金制度改革に反映される見通しだ。 特例は保険料を長期間

【最新】年金だけで生活する高齢者は何割?「年金生活者支援給付金制度」をおさらい
2024.08.05

【最新】年金だけで生活する高齢者は何割?「年金生活者支援給付金制度」をおさらい

2ヶ月に1回、偶数月に支給される公的年金。次回の支給は8月15日(木)が予定されています。そして、年金と同じタイミングで別途支払われるのが「年金生活者支援給付金」です。「年金生活者支援給付金」とは、年金額や収入額が一定以下の方を対象に支給されるもの。公的年金だけで生活する世帯にと

65歳以降「年金暮らしの平均的なリタイヤ夫婦」毎月赤字が4万円くらい出るって本当ですか?
2024.08.04

65歳以降「年金暮らしの平均的なリタイヤ夫婦」毎月赤字が4万円くらい出るって本当ですか?

2024年7月3日に、厚生労働省は「財政検証」の結果を発表しました。「財政検証」とは、5年に1度の年金制度の健康診断のようなもの。そこで年金財政の問題点などを洗い出し、改革に繋げていく大切な作業です。その中で「在職老齢年金制度を撤廃した場合」という想定条件がありました。<

「年金を受け取りながら年金を払う」なんてことありますか? 叔父が「引かれている」と言っていますが、間違って引かれているのではないでしょうか?
2024.08.04

「年金を受け取りながら年金を払う」なんてことありますか? 叔父が「引かれている」と言っていますが、間違って引かれているのではないでしょうか?

年金の仕組みは、年齢や収入、加入状況によって年金保険料の支払いが必要になったり、受給額が減額されたりと複雑です。しかし、老後の生活を支える大切な収入源であるため、理解しておく必要があります。本記事では、60歳以降に働く場合に知っておくべき年金保険料の払込期間や、受給額の減額・支給

「老後30年の不足金2000万→3500万へ上方修正」が必要に…年金財政検証で発覚した年金年額49万円減の緊急事態
2024.08.04

「老後30年の不足金2000万→3500万へ上方修正」が必要に…年金財政検証で発覚した年金年額49万円減の緊急事態

男女平均の寿命は2070年までに4.2歳延びると見込まれている。すると、それに比例して年金給付額が自動的に膨張する。その負担増をどう公平に分担すればいいのか。昭和女子大学の特命教授・八代尚宏さんは「最新の年金財政検証で、厚労省は、年金制度は現状のままでも大丈夫と発表したが、試算の条件設定が不自

扶養を外れて働き始めましたが、今月は子どもの発熱でお休みが多く「給与が3万円」ほどしかありません。天引き分を減らしてもらうことはできますか?
2024.08.04

扶養を外れて働き始めましたが、今月は子どもの発熱でお休みが多く「給与が3万円」ほどしかありません。天引き分を減らしてもらうことはできますか?

「育児が一段落したからそろそろ扶養を外れてしっかり働こう」と張り切っては見たものの、子どもの病気などで実際は休みが多くなってしまうというケースが起こるかもしれません。一度扶養を外れると、イレギュラーで収入が少なくなっても、社会保険料や税金を払わなければならないのでしょうか?本記事

次期年金改正どうなる?「財政検証」が示す五つの課題
2024.08.04

次期年金改正どうなる?「財政検証」が示す五つの課題

 年金制度の持続性をチェックする政府の「財政検証」で、給付水準の見通しは5年前より改善したが、今後、制度の見直しがあれば前提は変わる。財政検証は、制度改正を仮定した「オプション試算」も示しており、こちらがより重要になる。【毎日新聞経済プレミア・渡辺精一】 ◇制度改正を仮定した「オ

【都道府県別】厚生年金の受給額が高いランキング。なぜ居住地で年金額に50万円以上の差が出るのか
2024.08.04

【都道府県別】厚生年金の受給額が高いランキング。なぜ居住地で年金額に50万円以上の差が出るのか

ことし1月、2024年度の年金額を前年度から2.7%引き上げるとの発表がありました。厚生労働省が開示した「厚生年金(夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額※)の年金額の例」を見ると、前年度より月額6001円が増え、23万483円が支給されるとのことです。年金は

年金世帯の住民税非課税世帯「優遇措置」には何がある?高額療養費制度の月の負担上限額も解説
2024.08.04

年金世帯の住民税非課税世帯「優遇措置」には何がある?高額療養費制度の月の負担上限額も解説

2024年6月21日の記者会見で、岸田首相は年金世帯や低所得者を対象にした追加の給付金について言及しました。年金生活に突入すると、現役の頃よりも収入が減るのが一般的。年金額や同一生計配偶者・扶養親族の数によっては、住民税非課税世帯に該当する可能性があります。住民税非

だれもが持つ「老後資金不足への不安」だが…「怖がるだけの人」が陥りかねない、さらに過酷な未来とは【経済評論家が助言】
2024.08.04

だれもが持つ「老後資金不足への不安」だが…「怖がるだけの人」が陥りかねない、さらに過酷な未来とは【経済評論家が助言】

多くの人が抱えている、老後資金の不安。しかし、実際に将来のお金を計算してみると、杞憂だったり、大きな問題ではなかったり、いまから対策すれば間に合うものだったりします。しかし、不安がるだけで対策に動かない人の場合、マスコミの情報に踊らされたり、悪い人に付け込まれたりして、さらなるリスクを招きかね

政策コンテスト、脱法推奨と批判 「残業は業務委託」が優勝
2024.08.03

政策コンテスト、脱法推奨と批判 「残業は業務委託」が優勝

 内閣府が実施した「賃上げ」に関する政策案コンテストに対し、労働組合や労働法の専門家から「脱法行為の推奨だ」などとの批判が相次いでいる。時間外労働(残業)に関して、業務委託契約に切り替えることで社会保険料などの負担を減らすというアイデアが「優勝」に選ばれたためで、政権の姿勢が問われるとの指摘も

日本で月30万円超えの厚生年金受給者は驚くほど少数!年金以外の老後資産の形成法とは?
2024.08.03

日本で月30万円超えの厚生年金受給者は驚くほど少数!年金以外の老後資産の形成法とは?

2024年も気がつけば8月。8月15日は2ヶ月に一度の年金支給日です。年金額は、現役時代の収入や勤務期間に大きく依存し、そのため受給額にはかなりの差が生じるのが現実です。中には「月額30万円以上」といった高額年金をもらう人もいるようですが、実際にその額を受け取ってい

最近ニュースで「1世帯あたり10万円」「子ども1人あたり5万円」の給付があると聞きました。子どもが2人いる「年収400万円」の会社員ですが、私も対象になるのでしょうか?
2024.08.03

最近ニュースで「1世帯あたり10万円」「子ども1人あたり5万円」の給付があると聞きました。子どもが2人いる「年収400万円」の会社員ですが、私も対象になるのでしょうか?

さまざまなものやサービスの値段が上がり、日々の生活が苦しくなったと感じる人も多いのではないでしょうか。そのような中、デフレ脱却や低所得世帯の生活支援の目的で、住民税非課税世帯へ給付金が支給されます。本記事では、給付金の内容や支給対象、支給時期などについて解説します。2024年度か

【医療制度改革】診療報酬の「出来高払い」や患者の「フリーアクセス」などの根本的な見直しを……専門家が指摘
2024.08.03

【医療制度改革】診療報酬の「出来高払い」や患者の「フリーアクセス」などの根本的な見直しを……専門家が指摘

政策アナリストの石川和男が8月3日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送Podcast番組「石川和男のポリシーリテラシー」に出演。6月に行われた診療報酬改定の中身や今後の医療制度のあり方について、専門家と議論した。6月1日、医療機関に支払われる診療報酬が改定され、初診料や再診