# 水産・海洋研究

諫早干拓巡り、国が説明会 強制金12億円返還求めず
2024.06.01

諫早干拓巡り、国が説明会 強制金12億円返還求めず

 国営諫早湾干拓事業(長崎県)を巡り、農林水産省は1日、同県雲仙市で開門派漁業者と弁護団らを対象にした説明会を開き、開門を求める漁業者側にこれまで支払った間接強制金約12億円に関し、返還を求めない方針を明らかにした。 福岡高裁が2010年に5年間の開門を命じる判決を出した際、当時

農水省、間接強制金12億円の返還求めず
2024.06.01

農水省、間接強制金12億円の返還求めず

 農林水産省は1日、長崎県雲仙市で開いた説明会で、開門を求める漁業者側から科され、これまでに支払った間接強制金約12億円に関し、返還を求めない方針を明らかにした。

裁判で非開門確定の諫早湾干拓 農水省と漁業者、議論は平行線
2024.06.01

裁判で非開門確定の諫早湾干拓 農水省と漁業者、議論は平行線

 国営諫早湾干拓事業(諫干)を巡り、農林水産省は1日、2010年に福岡高裁が国に潮受け堤防の開門を命じた判決(確定)で原告だった漁業者らを対象に、有明海の再生に関する説明会を長崎県雲仙市で開いた。同省が非開門を前提とした話し合いに応じるよう求めたのに対し、漁業者側は開門の必要性を訴え、議論は平

もう作らなくても大丈夫! そのまま使えるツナマヨ缶が爆誕
2024.06.01

もう作らなくても大丈夫! そのまま使えるツナマヨ缶が爆誕

同社の直販サイトなどで販売予定「出ました出ました! 新種のツナ缶が!」と、興奮のあまり倒置法で叫ぶ缶詰博士の黒川氏。新種ということはつまり、新商品ということでしょうか?「まさかのツナマヨ缶が爆誕です。それもただのツナ&マヨネーズじゃない。使っているツナがひと味違うん

突然変異?全身白いオオズワイガニ 北海道・登別の水族館で展示
2024.06.01

突然変異?全身白いオオズワイガニ 北海道・登別の水族館で展示

 北海道登別市の水族館「登別マリンパークニクス」で、突然変異により変色したとみられる白いオオズワイガニが展示されている。 白老町の水産会社がえりも沖で水揚げされたオオズワイガニの中から見つけ、27日に同館に寄贈した。通常は焦げ茶色だが全身が白く、甲羅の幅は約12センチで脚を広げる

水産庁が新たに4種類目ナガスクジラを商業捕鯨の対象に 今後若年層がクジラ肉を食べるようになるのか 最新事情
2024.06.01

水産庁が新たに4種類目ナガスクジラを商業捕鯨の対象に 今後若年層がクジラ肉を食べるようになるのか 最新事情

 海の上へと顔を出し、ブッシャ―と勢いよく潮を吹く姿でおなじみのクジラ。そんな海の巨大生物に関して大きな決断が下された。水産庁は、2019年に再開した商業捕鯨の対象に、世界最大の哺乳類であるシロナガスクジラに次ぐ大きさのナガスクジラを追加する方針を5月9日に固めたのだ。 全国紙社

日本食求める外国人観光客増加も食材の魚は漁獲減… ビジネスチャンス逃さぬよう料理人らが政府に提言
2024.05.31

日本食求める外国人観光客増加も食材の魚は漁獲減… ビジネスチャンス逃さぬよう料理人らが政府に提言

 日本食に欠かせない水産物の国内水揚量減少に歯止めがかからない中、料理人の有志団体が27日、水産庁の森健長官を訪ね、資源が減った原因を調べる科学調査や評価体制の充実、補助金に依存せず採算の取れる漁業のビジョンなどを提言した。 提言したのは「シェフス・フォー・ザ・ブルー」(東京都渋

減少止まらない漁獲量、過去最低を更新 サケなど3魚種で深刻な不漁
2024.05.31

減少止まらない漁獲量、過去最低を更新 サケなど3魚種で深刻な不漁

 農林水産省が31日に発表した漁業統計(速報)によると、2023年の漁獲量(養殖を除く)は282万3400トンで、前年を4.3%下回り、過去最低を更新した。漁獲量は1980年代の1千万トン前後をピークに減り続けている。 魚種別でみると、著しく減少しているのが、サンマ(2万6千トン

3年ぶりサケ・マス漁交渉 ロシア水域の試験操業 政府
2024.05.31

3年ぶりサケ・マス漁交渉 ロシア水域の試験操業 政府

 政府は31日までに、ロシアの200カイリ水域での今年のサケ・マス漁に関する2国間協議を始めた。 2022、23年はロシアによるウクライナ侵攻を背景に交渉は行っておらず、今回は3年ぶりとなる。協議はオンラインで行われ、終了後に水産庁が結果を公表する。 漁は日本側が国

“レジャー”のつもりが“犯罪行為”…密漁が横行:罰則強化、ルール確認を!
2024.05.31

“レジャー”のつもりが“犯罪行為”…密漁が横行:罰則強化、ルール確認を!

川本 大吾水産資源と漁業者の権利を守るため、密漁に対する罰則が強化されている。レジャーの際などに「ちょっとだけなら…」と魚介類を捕ると、多額の罰金が科されることもあるので、海辺に出かける際には法令や地域ごとのルールの確認が必要だ。近年、温暖化に伴う海水温の上昇といっ

具材が白い「鉄火巻き」きっかけに魚王国がブランド化図る「ひらまささん」 ちゃんぽんやしゃぶしゃぶなど独自メニュー続々
2024.05.31

具材が白い「鉄火巻き」きっかけに魚王国がブランド化図る「ひらまささん」 ちゃんぽんやしゃぶしゃぶなど独自メニュー続々

 長崎県佐世保市のスーパーに並ぶ、具材が白い「鉄火巻き」。謎のネタの正体は、マグロではなく九十九島海域で育った養殖のヒラマサ(ヒラス)だ。同市と地元事業者は昨年9月、「九十九島ひらまささん」としてブランド化し、特産品の開発やPRに動き始めた。ライバルひしめく魚王国・長崎で認知度アップを図り、全

【高校野球】焼津水産が1勝を釣り上げる 海洋実習と両立だ…全国高校野球選手権静岡県大会7月6日初戦~話題校紹介
2024.05.31

【高校野球】焼津水産が1勝を釣り上げる 海洋実習と両立だ…全国高校野球選手権静岡県大会7月6日初戦~話題校紹介

 焼津水産は、県唯一の水産高校ならではの試練を乗り越え、まず1勝をもぎ取る。早ければ7月6日に大会初戦となるが、チームではその前日まで主力3選手が約1か月にわたる海洋実習に出る。不在期間から大会開幕に向けて、チーム一丸となって挑む。 焼津水産の内野守備に欠かせない3人が、大会直前

芦北町「えび庵」来客10万人 八代海の新鮮な魚介が魅力
2024.05.31

芦北町「えび庵」来客10万人 八代海の新鮮な魚介が魅力

 芦北町が2017年4月に開業した計石の「芦北うたせ直売食堂 えび庵」の来客者が24日、10万人を突破した。アシアカエビをはじめとする八代海の新鮮な魚介を味わえる店として熊本県内外に多くのファンがいる。 10万人目は常連客の甲佐町の夫婦。記念品として芦北産のマガキとアサリ、町オリ

全国で5万店以上あった「魚屋」=鮮魚専門店が1万店を切った。激変する日本の水産流通
2024.05.31

全国で5万店以上あった「魚屋」=鮮魚専門店が1万店を切った。激変する日本の水産流通

日本の漁業が危ない。生産量はピークの1984年から7割減。輸入金額も増え、海外勢に買い負けている。持続的な漁業を確立しなければ、消費者もおいしくて安全な魚を食べ続けることはできない。『週刊東洋経済』6月1日号の特集は「全解剖 日本の魚ビジネス」。特集ではデータによる漁業の「今」や

両津湾でシーズン初の160kg超!クロマグロ水揚げ-豊洲市場へ出荷【新潟・佐渡市】
2024.05.30

両津湾でシーズン初の160kg超!クロマグロ水揚げ-豊洲市場へ出荷【新潟・佐渡市】

マグロ漁のシーズンに入った佐渡市の両津湾で30日朝、今シーズン初の大物が水揚されました。黒いダイヤともいわれるクロマグロが水揚げされたのは、黒姫地区の沖合にある大型定置網です。漁船から吊り上げて重さをはかると・・・160kg越えの大物でした。両津湾では、毎年5月から

乳児用のはさみを使ってフグの歯を切ります 養殖用トラフグの「歯切り」 山口・下松市 
2024.05.30

乳児用のはさみを使ってフグの歯を切ります 養殖用トラフグの「歯切り」 山口・下松市 

トラフグの養殖が盛んな下松市の笠戸島で、稚魚の歯を切る「歯切り」が行われました。下松市栽培漁業センターの5人がトラフグの稚魚およそ3500匹の歯を素早く切っていきました。トラフグには上下2枚ずつ、あわせて4枚の歯があり、そのままにしておくと、養殖いかだの網にかみつい

「水産業の新しい価値を創造していく」鮮魚の付加価値向上へ新プロジェクト 八戸市
2024.05.30

「水産業の新しい価値を創造していく」鮮魚の付加価値向上へ新プロジェクト 八戸市

八戸市は鮮魚の付加価値を高める新しいプロジェクトに取り組みます。八戸市の熊谷市長が発表した新規事業は「八戸の鮮魚ブランディングプロジェクト」です。地元漁師や鮮魚販売業者、飲食店関係者などで構成する実行委員会を立ち上げ、2025年度までの2年間で八戸港に水揚げする鮮魚の付加価値向上

水揚げ量No.1の産地で聞いた! シラスの激うまレジピをご紹介 島民絶賛のソウルフードから最強ごはんのお供まで
2024.05.30

水揚げ量No.1の産地で聞いた! シラスの激うまレジピをご紹介 島民絶賛のソウルフードから最強ごはんのお供まで

今が旬の海の食材、シラス。水揚げ量が日本一の港がある愛知県・南知多町の篠島で、レシピを調査!地元民なら誰もが食べる定番メニューから、箸が止まらなくなるご飯のお供まで、おいしいレシピが続々と出てきました。愛知県内で最も有名なシラスの産地として知られる南知多町の篠島は、人口約1500

首都圏向け 茨城県、農産物の営業加速 シェフ招き視察も ブランド強化と販路拡大
2024.05.30

首都圏向け 茨城県、農産物の営業加速 シェフ招き視察も ブランド強化と販路拡大

茨城県が、首都圏の高級ホテルや飲食店に対する県産農水産物の営業活動を加速させている。ブランド強化と販路拡大が大きな狙い。新型コロナウイルスの影響がひとまず一段落し、シェフやパティシエを県内産地に招いた視察や、生産者との意見交換を活発化させている。5月10日、東京都世田谷区の人気洋

水産庁の支援事業巡る「漁業所得」、6割が不適切報告 検査院指摘
2024.05.29

水産庁の支援事業巡る「漁業所得」、6割が不適切報告 検査院指摘

 漁船の導入費用を助成する水産庁の「競争力強化漁船導入緊急支援事業」で、漁業者から導入効果として報告された「漁業所得」に漁業以外の収入が含まれていたケースが6割超に上ることが、会計検査院の抽出調査で判明した。検査院は29日、漁業者の目標達成度など事業効果を評価できない状況に陥っているとして、水