# 水産・海洋研究

ブリ豊漁で南越前町活気づく 去年の漁獲量を上回るペース
2024.06.06

ブリ豊漁で南越前町活気づく 去年の漁獲量を上回るペース

南越前町の河野地区では今シーズン、ブリが豊漁となっています。活気づく港町の様子とこの時期に豊漁になっている背景を探りました。肉厚で脂がのった刺し身に、甘辛い煮つけ。それに南蛮漬けなど、ご飯や酒が進むブリ料理。食事客「ブリがおいしかった。めちゃくちゃ味も

水産業の夢と未来をかけた高級魚「タマカイ」養殖プロジェクト 地域の新たなブランドへ
2024.06.05

水産業の夢と未来をかけた高級魚「タマカイ」養殖プロジェクト 地域の新たなブランドへ

「タマカイ」という名の高級魚をご存じだろうか。あたたかい海域に生息する魚で、流通量が少なく、希少価値がかなり高い魚だ。宮崎県都農町では、地元水産業の未来をかけて「タマカイ」の養殖に取り組んでいる。漁師の高齢化や担い手不足など厳しい環境が続く中、新たなブランドを作り出そうという挑戦だ。<

日本のEEZ内で違法操業を行う外国漁船への対応を 海上保安庁と水産庁が大和堆周辺で合同訓練
2024.06.05

日本のEEZ内で違法操業を行う外国漁船への対応を 海上保安庁と水産庁が大和堆周辺で合同訓練

日本海にある大和堆周辺海域で日本漁船によるイカ釣り漁が始まるのを前に、海上保安庁と水産庁が巡視船などを使った合同訓練を行いました。第9管区海上保安本部によりますと、訓練は4日に行われ、海上保安庁の巡視船「さがみ」と「のと」や水産庁の漁業取締船「白嶺丸」などが参加しました。

スルメイカ、今季も不漁か 11隻が初出漁、3隻水揚げなし 函館
2024.06.05

スルメイカ、今季も不漁か 11隻が初出漁、3隻水揚げなし 函館

 道南に初夏の訪れを告げる今季のスルメイカ漁が解禁され、北海道函館市の函館漁港などに5日早朝、初水揚げされた。漁船の水槽からは生きたままの「いけすイカ」が次々とすくい上げられた。函館名物のスルメイカは今季も不漁が予想されており、関係者は漁獲量の増加を期待している。 1日が休漁日、

道南スルメイカ今季初水揚げ 数量激減で例年以上の高値
2024.06.05

道南スルメイカ今季初水揚げ 数量激減で例年以上の高値

 今季の道南スルメイカ漁が始まり、函館市の函館漁港で5日、初水揚げがあった。市水産物地方卸売市場で初競りにかけられたいけすイカは昨年(860キロ)を大幅に下回る113キロに激減。1隻あたりの漁獲数量は過去最低クラスの厳しい出だしとなった。最高価格1キロ8000円(昨年1キロ3800円)は、ご祝

スルメイカ、今年も不漁か 函館で初水揚げ200キロ
2024.06.05

スルメイカ、今年も不漁か 函館で初水揚げ200キロ

 北海道函館市近海で名産のスルメイカ漁が解禁され、5日早朝、約200キロが初水揚げされた。昨年の約1トンを大幅に下回った。市水産物地方卸売市場での初競りでは、水揚げ直後の「いけすイカ」がこの日最高値の1キロ8千円で取引された。昨年は3800円で、担当者は「良い値が付いたが、記録的な不漁が続いて

水産庁、クロマグロ増枠提案へ 資源管理議論の国際会議で
2024.06.04

水産庁、クロマグロ増枠提案へ 資源管理議論の国際会議で

 水産庁は4日、太平洋クロマグロの資源管理を議論する国際会議で漁獲枠の増枠を提案する方針を示した。小型魚(30キロ未満)や大型魚(30キロ以上)を現状より増枠した場合でも資源を維持できると試算。今後、増枠幅など提案内容を詰める。 水産庁は現行の漁獲枠のうち小型魚を20%増、大型魚

寿司ネタ “バイ貝” がピンチ…地震の影響で消えた “カゴ” 名物料理の “バイ飯” もお休み 富山・魚津市
2024.06.04

寿司ネタ “バイ貝” がピンチ…地震の影響で消えた “カゴ” 名物料理の “バイ飯” もお休み 富山・魚津市

富山湾の水産業にも大きな打撃を与えた能登半島地震…。ベニズワイガニの不漁のほかにも、寿司ネタなどで人気の “バイ貝” がピンチです。漁にかかせないカゴが地震の影響で海底から消え、今シーズンの漁に黄色信号が灯っています。富山湾の味覚「バイ貝」。県東部の港町としても知られる魚津では、

〝生き物好き〟ココリコ田中がさかなくんの教え子に「さかなかるた大会」で惨敗
2024.06.04

〝生き物好き〟ココリコ田中がさかなくんの教え子に「さかなかるた大会」で惨敗

 お笑いコンビ「ココリコ」の田中直樹(53)が都内で4日、アンバサダーを6年前から務めているMSC(海洋管理協議会)主催の「さかなかるた」大会に参加した。 これは、魚の模様や色だけで何の魚かを当てるかるた。「海も陸も関係なくなんでも大好き。そんな詳しいわけじゃないんですけど、全般

東かがわ市引田沖の瀬戸内海でサメ捕獲 全長2.8メートルの「シュモクザメ」【香川】
2024.06.04

東かがわ市引田沖の瀬戸内海でサメ捕獲 全長2.8メートルの「シュモクザメ」【香川】

香川県水産課によりますと、きのう(3日)東かがわ市引田沖の瀬戸内海で「シュモクザメ」が漁の網にかかりました。捕獲されたシュモクザメは全長2.8メートで、さぬき市の流しさし網漁業者から県にきょう(4日)連絡があったということです。香川県内でのサメの捕獲は今年初めてで、県は沿岸部の自

【倒産情報】(株)魚三水産に特別清算開始命令 負債約2億円(2022年8月期末時点)
2024.06.04

【倒産情報】(株)魚三水産に特別清算開始命令 負債約2億円(2022年8月期末時点)

4日に発表された帝国データバンクの情報によりますと、青森県弘前市末広の(株)魚三水産は、5月23日に青森地裁弘前支部から特別清算開始命令を受けたということです。(株)魚三水産は、2019年3月に水産物の卸売を目的に設立。2023年6月に民事再生法の適用を申請して倒産に至った(株)

名産・ホッキ貝「身入り上々」 福島・相双沖で漁スタート
2024.06.04

名産・ホッキ貝「身入り上々」 福島・相双沖で漁スタート

 相馬市など相双沖で3日、今季のホッキ貝漁が始まった。水揚げされたホッキ貝は、相双地方の名産として福島県内外に出荷される。漁は来年1月末まで行われる予定。 この日は磯部、鹿島、請戸の船着き場から相馬双葉漁協所属の7隻が出漁し、計約2・4トンを水揚げした。このうち、相馬市磯部の漁港

道南スルメイカ初出漁 漁師、期待と不安入り交じる
2024.06.04

道南スルメイカ初出漁 漁師、期待と不安入り交じる

 1日解禁した道南スルメイカ漁は4日、函館漁港(函館市入舟町)などから小型イカ釣り漁船が今季初出漁した。今季の漁模様も厳しい予想が出ており、漁師は期待と不安が入り交じる中での初出漁となった。5日早朝に初水揚げする。 今年は1日が休漁日で、2、3日とも海上しけのため出漁を見合わせて

鳥取県産イワガキ「夏輝」初出荷 県庁でPR
2024.06.04

鳥取県産イワガキ「夏輝」初出荷 県庁でPR

 鳥取県産の天然イワガキ「夏輝」が今年も初出荷を迎えた。夏輝は6~8月に漁獲、販売される県産天然イワガキで、殻の長さが13センチ以上の平ガキにブランドラベルを巻いて出荷する。今年は1、2両日に県内5カ所で初競りが行われた。県産魚PR推進協議会は3日、大きくてぷりぷりとはりのある新鮮なイワガキを

【商業捕鯨“復活”なるか?】ナガスクジラの対象拡大も、操業会社が抱える「時限爆弾」の実態
2024.06.04

【商業捕鯨“復活”なるか?】ナガスクジラの対象拡大も、操業会社が抱える「時限爆弾」の実態

 2024年5月21日、山口県下関市で捕鯨船の出漁式が行われた。日本が国際捕鯨委員会(International Whaling Commission: IWC)を脱退し商業捕鯨を再開して5年が経つが、今年の出漁式は例年になく華やいだものとなった。というのも、これまで約30年にわたって操業を支

サケ・マス漁、3年ぶり合意 ロシア水域の操業 政府
2024.06.03

サケ・マス漁、3年ぶり合意 ロシア水域の操業 政府

 水産庁は3日、ロシアの200カイリ水域でのサケ・マス漁を巡り、今年の操業条件について同国と合意したと発表した。 交渉は年ごとに行っているが、2022年と23年はロシアによるウクライナ侵攻を背景に行われておらず、合意は3年ぶり。 水産庁によると、漁獲割当量は計125

アサリ食い荒らす「アカエイ」が意外に美味!食材への活用で有明海の“害魚”を「漁業の新たな収入源にできれば」
2024.06.03

アサリ食い荒らす「アカエイ」が意外に美味!食材への活用で有明海の“害魚”を「漁業の新たな収入源にできれば」

有明海沖合のアカエイが近年、浅場に現れアサリなど二枚貝を食い荒らしている。アサリ漁獲量は激減。このためアカエイを食材に活用し、水産資源を守るとともに漁業の新たな収入源にしようという試みが始まった。アカエイは日本全国に生息し、有明海では体長80センチほどのものが多くみられるという。

1969年5月創業 冷凍魚介類販売(株)A-ONE[三重] が破産開始決定
2024.06.03

1969年5月創業 冷凍魚介類販売(株)A-ONE[三重] が破産開始決定

 (株)A-ONE(三重県伊勢市)は5月16日、津地裁伊勢支部より破産開始決定を受けた。 破産管財人には北薗太弁護士(北薗法律事務所、津市羽所町345)が選任された。 負債総額は債権者35名に対して33億861万円 1969年5月創業。イカ、タコ、エビ

アジの開きは韓国産、米国産のシマホッケ…干物の原料に輸入魚浸透
2024.06.03

アジの開きは韓国産、米国産のシマホッケ…干物の原料に輸入魚浸透

 日本の伝統食とも言える魚の干物に、外国産の原料がじわり浸透している。製造するのは国内各地の水産加工業者だが、かつて地元でたくさん取れていた魚の水揚げが少なく、原料を確保できなくなっており、輸入魚を使う機会が増えている。(時事通信水産部長 川本大吾)◆韓国産など輸入原料が7割

鳥羽の海と野生生物を守れ 「赤本」に学ぶ多様性と迫る危機
2024.06.02

鳥羽の海と野生生物を守れ 「赤本」に学ぶ多様性と迫る危機

 図鑑のように分厚い「赤本」がある。水産業の盛んな三重県鳥羽市が作成した海洋生物の基礎資料「海のレッドデータブック2023~鳥羽市の絶滅のおそれのある野生生物」(A4判、298ページ)だ。地球規模の気候変動による環境破壊に警鐘を鳴らしながら、多くの生き物がすむ豊かな地元の海の「今」を伝える。失