# 歴史・記念日

「光る君へ」第三十三回「式部誕生」人々を動かす「源氏物語」の存在【大河ドラマコラム】
2024.09.07

「光る君へ」第三十三回「式部誕生」人々を動かす「源氏物語」の存在【大河ドラマコラム】

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。9月1日に放送された第三十三回「式部誕生」では、「源氏物語」の続きを執筆するため、内裏に出仕した主人公・まひろ(吉高由里子)の日常と、中宮・彰子(見上愛)との出会いが描かれた。 彰子の住まいである藤壺に出仕したまひろは、早速「藤式部」

尖閣諸島沖の領海内で、中国の漁船が第11管区海上保安本部の巡視船に衝突 X年前 何があった? 沖縄の歴史9月7日版
2024.09.07

尖閣諸島沖の領海内で、中国の漁船が第11管区海上保安本部の巡視船に衝突 X年前 何があった? 沖縄の歴史9月7日版

 今からX年前の9月7日、沖縄ではこんな出来事がありました。過去のニュースを振り返ります。▶ 米海軍の掃海艦が14年ぶりに石垣港に入った(2023年)▶名護市辺野古の新基地建設を巡る県と政府による集中協議の第5回会合が首相官邸で開かれたが、協議は決裂(15年)

<虎に翼>第24週にヒャンちゃん娘役で池田朱那が登場 “令和の野球女子”として注目、「いだてん」「青天を衝け」にも出演
2024.09.07

<虎に翼>第24週にヒャンちゃん娘役で池田朱那が登場 “令和の野球女子”として注目、「いだてん」「青天を衝け」にも出演

 伊藤沙莉さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)。9月9日に始まる第24週「女三人あれば身代が潰れる?」から、池田朱那(あかな)さんが汐見薫役で登場する。 池田さんは2001年10月31日生まれ、群馬県出身の22歳。小学1年から7年間、地

カーニバルで原爆投下を揶揄して喜ぶブラジルの朝鮮人? 原爆の被害を表現し日系人も協力【ファクトチェック】
2024.09.07

カーニバルで原爆投下を揶揄して喜ぶブラジルの朝鮮人? 原爆の被害を表現し日系人も協力【ファクトチェック】

「ブラジルのカーニバルで原爆投下を揶揄して喜ぶブラジルの朝鮮人」という言説が拡散しましたが、誤りです。拡散した動画の山車はブラジルのサンバチームが原爆の被害を伝えようと作成し、日系人が協力したものです。2024年9月5日、「ブラジルのカーニバルで原爆投下を揶揄して喜ぶブラジルの朝

「浮島丸殉難者追悼の碑」を見て胸に刻め、彼らがなぜ死んだのかを
2024.09.07

「浮島丸殉難者追悼の碑」を見て胸に刻め、彼らがなぜ死んだのかを

 保守的な日本社会において「加害の歴史」を記録することは容易ではないはずだ。むしろ第2次世界大戦終盤の米軍による原爆や無差別空襲などの「被害の歴史」を強調する人々が多いのが現実だ。だからこそだ。「浮島丸殉難者を追悼する会」の余江勝彦会長(67)の活動に改めて目がいく。 日本が敗戦

ブラジル独立記念202周年=映画に見る皇帝や民衆の苦悩=様々な視点から現代と比較
2024.09.07

ブラジル独立記念202周年=映画に見る皇帝や民衆の苦悩=様々な視点から現代と比較

 「独立か死か!」―1882年9月7日、ドン・ペドロ(後のドン・ペドロ1世)がイピランガ川のほとりで叫んで、独立宣言をした。それから今年で202周年を迎える。ドン・ペドロ1世の独立宣言を元に多くのフィクションやドキュメンタリー映画が数々世に出された。独立記念日を記念してブラジルの独立運動がよく

尹大統領と岸田首相、12回目の首脳会談…今回も歴史問題については具体的に言及せず
2024.09.07

尹大統領と岸田首相、12回目の首脳会談…今回も歴史問題については具体的に言及せず

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領が退任を控えた日本の岸田文雄首相と6日、1時間40分間にわたり首脳会談を行い、来年の国交正常化60周年の意味を強調したうえ、両国関係をさらなる発展に向けて取り組むことで一致した。一方、以前の韓日首脳会談と同様に、歴史問題について具体的な言及はなかった。野党は「屈

朝ドラのモデル三淵嘉子らが出した原爆裁判の判決文がすごい…「忘れられていた歴史的裁判」が描かれた意味
2024.09.07

朝ドラのモデル三淵嘉子らが出した原爆裁判の判決文がすごい…「忘れられていた歴史的裁判」が描かれた意味

連続ドラマ小説「虎に翼」(NHK)では、60年前の史実に基づき、裁判官の寅子(伊藤沙莉)が「原爆裁判」を担当する様が描かれた。NHK解説委員の清永聡さんは「寅子のモデルである三淵嘉子さんは東京地方裁判所の判事時代、8年かかった原爆裁判を裁判官の中でただひとり最後まで担当し続けた。そのことについ

無尽蔵事件 「遺体なき殺人」の立件 警視庁150年 74/150
2024.09.07

無尽蔵事件 「遺体なき殺人」の立件 警視庁150年 74/150

五百円硬貨が初めて登場した昭和57年。老舗百貨店「三越」の商品仕入れなどを巡る不正が発覚する。後に特別背任罪に問われた当時の社長が取締役会で解任された際に発した「なぜだ」との言葉は流行語にもなった。「三越事件」が世間をにぎわすその裏で警視庁は、三越に偽物を納入したとされる古美術店での「遺体なき

電車が走っていた「名古屋城のお堀」いまも妙に線路っぽいぞ…? 市街ど真ん中 鉄分たっぷり廃線跡だった!
2024.09.07

電車が走っていた「名古屋城のお堀」いまも妙に線路っぽいぞ…? 市街ど真ん中 鉄分たっぷり廃線跡だった!

 名古屋市の栄町駅と瀬戸市の尾張瀬戸駅を結ぶ名古屋鉄道(名鉄)瀬戸線は、他の名鉄線と接続しない孤立した路線です。栄町~清水間は地下を走行しますが、このような形態になったのは1978年8月20日から。それ以前は、現在の栄町駅から直線距離で1.6kmほど北西にあった堀川駅を起点にしていました。

日本独自の「おもてなし文化」タクシーの自動ドア! かつてのセダンタイプでは「開閉練習」をするほど熟練の技が必要だった
2024.09.07

日本独自の「おもてなし文化」タクシーの自動ドア! かつてのセダンタイプでは「開閉練習」をするほど熟練の技が必要だった

 いまはあまり話題にならなくなったが、過去には日本を訪れた外国人が驚くことのひとつにタクシーの「自動ドア」があった。 そもそも日本で運転席の隣を「助手席」と呼ぶのは、その昔、タクシーの自動ドアが普及する前は、まさにタクシーの助手席に運転士の助手が座り、お客が乗降するたびにその助手

閉山から半世紀の河守鉱山 図書館分館が書籍や写真で歴史を紹介/京都・福知山市
2024.09.07

閉山から半世紀の河守鉱山 図書館分館が書籍や写真で歴史を紹介/京都・福知山市

 かつて京都府福知山市大江町佛性寺、大江山中腹にあった河守鉱山の歴史を紹介する「大江町にあった鉱山」展が、大江町河守中央の市立図書館大江分館で開かれている。鉱山に関する図書や写真、採掘された鉱石などを展示。分館職員が製作した鉱山のジオラマ(立体模型)もあり、訪れた人たちが興味深く見ている。21

ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(5)
2024.09.07

ブラジル日系社会=『百年の水流』(再改定版)=外山脩=(5)

 長崎港では、幕府の奉行の上陸許可を待たされた。お役所仕事で手間取り、ために太十郎は精神に異常を来し、刃物で自殺をはかった。一時は危篤となったが、助かったという。 やがて四人は、迎えに来た仙台藩の役人に引き渡され、江戸に送られた。 江戸では同藩藩侯が、家臣の大槻玄沢

「われらは聖女を焼いたのだ」…ヨーロッパに500年のしこりを残した「悲劇のヒロイン」ジャンヌ・ダルクの最期
2024.09.07

「われらは聖女を焼いたのだ」…ヨーロッパに500年のしこりを残した「悲劇のヒロイン」ジャンヌ・ダルクの最期

啓蒙主義と人権思想を生んだヨーロッパの「光」の歴史の裏には、異端審問や魔女裁判の名のもとに、拷問や処刑を通して数多の人間を血祭りにあげてきた陰惨たる「闇」の系譜があった。そんな非人間的な権力装置の作動をリアルに見つめる『拷問と処刑の西洋史』の著者・浜本隆志氏が明かす、ジャンヌ・ダルクの最期とヨ

「宇宙は膨張している」となぜ言えるのか…数々の批判をくぐり抜け、定説となった「あまりにも型破りな理論」
2024.09.07

「宇宙は膨張している」となぜ言えるのか…数々の批判をくぐり抜け、定説となった「あまりにも型破りな理論」

138億年前、点にも満たない極小のエネルギーの塊からこの宇宙は誕生した。そこから物質、地球、生命が生まれ、私たちの存在に至る。しかし、ふと冷静になって考えると、誰も見たことがない「宇宙の起源」をどのように解明するというのか、という疑問がわかないだろうか?本連載では、第一線の研究者

長年抱いてきた「理数科目への苦手意識」が溶けて消えていった…!文系にもすぐわかる「科学的な考え方」の本質とは
2024.09.07

長年抱いてきた「理数科目への苦手意識」が溶けて消えていった…!文系にもすぐわかる「科学的な考え方」の本質とは

この世界のしくみを解き明かす大発見はどのように生まれてきたのか?古代ギリシャの原子論から、コペルニクスの地動説、ガリレオの望遠鏡、ニュートン力学、ファラデーの力線、アインシュタインの相対性理論まで、科学の歴史を親子の対話形式でわかりやすく描き出した『父が子に語る科学の話』。その読

津波で3人の子どもを失い、重い十字架を背負い…誰も書かなかった「夫妻の物語」
2024.09.07

津波で3人の子どもを失い、重い十字架を背負い…誰も書かなかった「夫妻の物語」

日本(人)とは何か、あの戦争は何だったのか――『五色の虹』『牙』『太陽の子』といった上質なノンフィクション作品を通じて大きな問いと格闘してきた朝日新聞記者でルポライターの三浦英之氏。最新作の『涙にも国籍はあるのでしょうか』では、誰も書かなかった、把握してこなかった東日本大震災での外国人犠牲者の

「歴史嫌いだった中学生の娘がどっぷりハマった」との声も! 子どもたちが夢中で読んでいる異色の歴史本で紹介されている「織田信長の過激すぎるエピソード」とは?
2024.09.07

「歴史嫌いだった中学生の娘がどっぷりハマった」との声も! 子どもたちが夢中で読んでいる異色の歴史本で紹介されている「織田信長の過激すぎるエピソード」とは?

 「歴史嫌いだった中学生の娘がどっぷりハマりました」そんな感想が寄せられているのが、「すごい」と「やばい」の両面から日本史の人物の魅力に迫った『東大教授がおしえる やばい日本史』です。本書の監修をつとめた東京大学史料編纂所教授の本郷和人先生によると、学校の歴史の授業で出てくる「す

国家予算のおよそ5%を投じて撃沈した戦艦大和が生まれた「根源的な失敗理由」
2024.09.07

国家予算のおよそ5%を投じて撃沈した戦艦大和が生まれた「根源的な失敗理由」

 「仕事が遅い部下がいてイライラする」「不本意な異動を命じられた」「かつての部下が上司になってしまった」――経営者、管理職、チームリーダー、アルバイトのバイトリーダーまで、組織を動かす立場の人間は、悩みが尽きない……。そんなときこそ頭がいい人は、「歴史」に解決策を求める。【人】【モノ】【お金】

昭和世代におなじみ「フロッピーディスク」「黒電話」は形を変えて受け継がれている…!令和の若者にも知ってほしい「身近なマーク」の元ネタ
2024.09.07

昭和世代におなじみ「フロッピーディスク」「黒電話」は形を変えて受け継がれている…!令和の若者にも知ってほしい「身近なマーク」の元ネタ

「1192(いい国)作ろう鎌倉幕府」は変わった? ティラノサウルスには羽毛が生えていた? 子どものころに教科書で習った知識が、いつの間にか変化していると知って驚いたことがある人も多いのではないだろうか。昭和と令和で大きく変わったのはコンプライアンス意識だけではない―ー。私たちの日