昭和世代におなじみ「フロッピーディスク」「黒電話」は形を変えて受け継がれている…!令和の若者にも知ってほしい「身近なマーク」の元ネタ

AI要約

昭和と令和で大きく変わったものについて、昭和の日常や学習内容がどのように変化したかが描かれている。

パソコンの保存マークや黒電話マークなど、昭和に生まれた身近なマークが令和の世においてどのように受け入れられているかが紹介されている。

新しい技術や環境の変化によって、昔のマークやシンボルが徐々に忘れられていったり、使われなくなっている現状が示されている。

昭和世代におなじみ「フロッピーディスク」「黒電話」は形を変えて受け継がれている…!令和の若者にも知ってほしい「身近なマーク」の元ネタ

「1192(いい国)作ろう鎌倉幕府」は変わった? ティラノサウルスには羽毛が生えていた? 子どものころに教科書で習った知識が、いつの間にか変化していると知って驚いたことがある人も多いのではないだろうか。

昭和と令和で大きく変わったのはコンプライアンス意識だけではない―ー。私たちの日常も、学校で学んだことも、すべてが大きく様変わりした。

『昭和あるあるは令和なしなし!?』(竹書房)は、もともと民俗学的な話が好きだったという作者のもぐらさんが、昭和の家や文化や食事、子供たちの遊び方などを調べていくうちに「改めて二つの時代を比較してみると、面白い話になるのでは」と、エッセイ漫画に仕立てた作品だ。

前編記事『「冬でもコート着用禁止」「女子はスカートが“絶対”」だったが…昭和から激変した「令和の制服事情」《消えゆくブラック校則》』に引き続き、今回は昭和に作られた「身近なマーク」が、令和の世にどう受け入れられているのか見ていこう。

普段、日常生活で何気なく使っているさまざまなマーク。あまりに身近な存在のため、今となってはその由来や元ネタがすっかり忘れられているものも多い。

たとえば、パソコンの「保存」マークはその最たるものだ。

昭和世代にはお馴染みだったフロッピーディスクは、1967年にアメリカで誕生し、その後90年代中盤まで大いに活躍した。だが、USBメモリなどの新しい記録媒体が登場したことで必要性は薄れ、徐々に姿を消していった。

当時の名残で、いまもパソコンの保存マークとしてあしらわれているが、現在の若者たちはもはや現役時代のフロッピーディスクのことを知る由もないだろう。

パソコンの「保存」マークのように、元ネタが姿を消してからも定着したものもある一方で、残念ながら消えゆくマークも生まれ始めている。

たとえば新聞などで使われてきた「黒電話マーク」。実際に使ったことがある世代も少しずつ減り、今となっては「電話を示す」マークとわからない人が増えてきたため、廃止するところも出てきたそうだ。

さまざまなご長寿アニメで登場するため、黒電話の存在を認識している若者も多いようだが、すでにスマートフォンが定着して15年余り。仕方のない流れといえるかもしれない。