# 文学

小説家・柚月裕子「ただただ一瞬でもいいから笑っていてほしい」作品に込め続ける“読者への最大級の思いやり”
30分前

小説家・柚月裕子「ただただ一瞬でもいいから笑っていてほしい」作品に込め続ける“読者への最大級の思いやり”

 小説『孤狼の血』(KADOKAWA)、『最後の証人』(宝島社)をはじめとした佐方貞人シリーズ、『合理的にあり得ない』(講談社)といった作品がベストセラーの、作家・柚月裕子さん。ミステリーとしての面白さはもちろん、登場人物たちの生々しい生きざまや苦悩は、多くの読者を魅了してやまない。柚月さんが

「佐藤」は東北、「鈴木」は静岡・愛知…「小林」や「渡辺」は? 名字の〝偏り〟をマップ化
30分前

「佐藤」は東北、「鈴木」は静岡・愛知…「小林」や「渡辺」は? 名字の〝偏り〟をマップ化

佐藤、鈴木、高橋……日本の名字のバリエーションは10万を超えるともされています。どこにどんな名字が集まっているのか、電子データを活用し、その〝偏り〟の解明に挑んだ男性がいます。町や丁目単位で可視化した地図から浮かび上がってきたものは……。(朝日新聞デジタル企画報道部・篠健一郎)作

もしも「地球外生命」が見つかったら…原始地球で繰り広げられた「生命誕生のシナリオ」は、どう塗り替えられるのか
47分前

もしも「地球外生命」が見つかったら…原始地球で繰り広げられた「生命誕生のシナリオ」は、どう塗り替えられるのか

「地球最初の生命はRNAワールドから生まれた」圧倒的人気を誇るこのシナリオには、困った問題があります。生命が存在しない原始の地球でRNAの材料が正しくつながり「完成品」となる確率は、かぎりなくゼロに近いのです。ならば、生命はなぜできたのでしょうか?この難題を「神の仕

『そして誰もいなくなった』『ソラリス』など世界の名作SF・ミステリをコミカライズする早川書房のコミックサイト「ハヤコミ」が7月23日にオープンへ。『BRZRKR』、カズオ・イシグロ、アシモフ作品のコミカライズを展開予定
7時間前

『そして誰もいなくなった』『ソラリス』など世界の名作SF・ミステリをコミカライズする早川書房のコミックサイト「ハヤコミ」が7月23日にオープンへ。『BRZRKR』、カズオ・イシグロ、アシモフ作品のコミカライズを展開予定

株式会社 早川書房は、世界の名作SF・ミステリをコミカライズするコミックサイト「ハヤコミ」を7月23日にオープンすると発表した。「ハヤコミ」は、世界の名作SF・ミステリをコミカライズするコミックサイト。早川書房原作コミカライズ、SFコミック、ミステリコミックを提供する予定だ。ほか

【絵本専門店・児童書担当の書店スタッフが選ぶ】「2023年のおすすめ絵本」ランキング! 第1位は「パンどろぼうとほっかほっカー」【7月4日は不思議の国のアリスが生まれた日】
7時間前

【絵本専門店・児童書担当の書店スタッフが選ぶ】「2023年のおすすめ絵本」ランキング! 第1位は「パンどろぼうとほっかほっカー」【7月4日は不思議の国のアリスが生まれた日】

 本日7月4日は『不思議の国のアリス』が生まれた日です。怖いもの知らずの少女・アリスが、奇妙で不思議な冒険をするイギリス児童文学。1862年7月4日に、ルイス・キャロル(チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン)が即興で語った冒険物語が原型だとされています。作品が生まれたオックスフォードでは、毎年7

時代も、国境も、ジェンダーも超越。ウエンツ瑛士が舞台作品や演出を通して実感した“気づき”とは?
10時間前

時代も、国境も、ジェンダーも超越。ウエンツ瑛士が舞台作品や演出を通して実感した“気づき”とは?

時代も、国境も、ジェンダーも超越した人物を描いたヴァージニア・ウルフの代表作『オーランド』に出演するウエンツ瑛士。青年貴族から女性へと変貌し、16世紀から20世紀まで生き続ける主人公のオーランドが、その各時代に出会う複数の人物をウエンツは演じる。彼がこの名作に臨む、その心境を尋ねた。<

なぜ日本の「国語の教科書」に外国文学作品が載っているのか?
12時間前

なぜ日本の「国語の教科書」に外国文学作品が載っているのか?

■すべては翻訳だった?維新後、欧米に伍することを目指した明治政府はそれを模した教育制度を整えようとした。そのため使われた教科書も、当初は外国の教科書をかなりの程度直訳した翻訳教科書だった。国語教育もその例に漏れず、大きなウェイトを占めていた「読本」もアメリカのリーダ

人々に感動と力与える「富士山」…頑張って登っても、雄大な姿眺めても
14時間前

人々に感動と力与える「富士山」…頑張って登っても、雄大な姿眺めても

 富士山の山梨県側で山開きを迎え、夏山のシーズンとなりました。同県が混雑緩和のため5合目にゲートを設置し、登山者数の上限を1日4000人に制限するほど、富士山は多くの人を魅了し続けています。読売新聞朝刊の投書欄「気流」には、富士山に関する投書が数多く寄せられてきました。記者の心に刺さった投書を

中原中也が鎌倉で過ごした晩年を音楽劇に、多田直人・小林風花・山本芳樹が出演
14時間前

中原中也が鎌倉で過ごした晩年を音楽劇に、多田直人・小林風花・山本芳樹が出演

「プティビジュープロデュース 音楽劇『中原中也』」が、9月18日から22日まで東京・浅草九劇で上演される。プティビジューは、劇団スタジオライフの山本芳樹を中心に設立された団体。少人数編成による習作ミュージカルや音楽劇を中心に公演を行なっている。今回は、夭折の詩人・中原中也が鎌倉で

早川書房、漫画サイト参入「そして誰もいなくなった」「ソラリス」など名作をコミカライズ
17時間前

早川書房、漫画サイト参入「そして誰もいなくなった」「ソラリス」など名作をコミカライズ

SFやミステリーで知られる出版社の早川書房が7月3日、新しいコミックサイト「ハヤコミ」開始を発表。7月23日にオープンする。世界的に有名なSFやミステリー作品のコミカライズを中心に、オリジナル作品も展開する予定だ。 SFやミステリーで知られる出版社の早川書房が7月3日、新しいコミ

【百瀬文『なめらかな人』書評】1億4,000万人もの少女が「消失」する世界で「作品」を見ること、作ること
19時間前

【百瀬文『なめらかな人』書評】1億4,000万人もの少女が「消失」する世界で「作品」を見ること、作ること

彫刻家・評論家の小田原のどかさんに、刊行されたばかりの『なめらかな人』(百瀬文著)の書評を書いていただきました。小田原さんにとって「同世代の美術家のなかでもっとも言葉を尽くしてきた作家のひとり」である百瀬さんの作品や本をどう見てきたのか。ぜひご覧ください。<

北極で「電子の雨」による「20年に一度」の珍しいオーロラを観測、地上からは初
20時間前

北極で「電子の雨」による「20年に一度」の珍しいオーロラを観測、地上からは初

 あるクリスマスの明け方近く、ノルウェーの北極圏にあるスバールバル諸島で、魚眼レンズが鮮やかな緑色の夜空を捉えた。ヘビのように細い構造が星座の下で織りなすような荘厳なオーロラとは異なり、ほぼ均一な緑色の毛布のように空一面に広がっていた。「このオーロラは非常に滑らかな形をしており、

朝井リョウ新作長編小説『生殖記』発売決定 7月2日より特設サイトも開設
21時間前

朝井リョウ新作長編小説『生殖記』発売決定 7月2日より特設サイトも開設

 作家・朝井リョウの新作長篇小説『生殖記』が10月2日に小学館より刊行されることが発表された。また本書の特設サイトも開設されている。 2021年に刊行された前作『正欲』は発売直後から「読む前の自分には戻れない」と口コミが広がり、話題沸騰。第34回柴田錬三郎賞受賞、「ダ・ヴィンチプ

希望の朱色(7月3日)
22時間前

希望の朱色(7月3日)

 〈われわれは一人の若い定家を持つた〉。三島由紀夫は新古今和歌集の撰者の一人である藤原定家を持ち出し、その才能をたたえた。異色の歌人春日井建。作風は鮮やかで、繊細な官能が覆う▼〈夕焼けて巻雲に朱がにじむとも沈もりふかき被災収容所〉。荘厳な茜[あかね]空のショーと、対照をなす地上の暗きため息の沈

宮沢賢治がトーナメントに出場したら…… “日本人ならなぜか分かる”優勝結果に「笑った」「好き」と7万いいね
23時間前

宮沢賢治がトーナメントに出場したら…… “日本人ならなぜか分かる”優勝結果に「笑った」「好き」と7万いいね

 宮沢賢治が優勝するトーナメント表がX(Twitter)で7万件超の“いいね”を獲得。面白い発想のネタ画像に笑いとツッコミが寄せられています。 「もし宮沢賢治がトーナメントだったら」と投稿された画像には、宮沢賢治が勝ち抜き戦で「雨」「風」「雪」、そしてシード枠の「夏の暑さ」に挑む

三島賞大田さん「信じる気持ちよみがえった」山本賞青崎さん「青春小説として評価うれしい」
2024.07.03

三島賞大田さん「信じる気持ちよみがえった」山本賞青崎さん「青春小説として評価うれしい」

第37回三島由紀夫賞と山本周五郎賞(新潮文芸振興会主催)の贈呈式が6月21日、東京都内で行われた。今年の受賞作となった2作は、くしくもともに高校生が主人公。かたや薬物がらみの闇バイト、かたやだまし合いの頭脳ゲームと、時代性を前面に押し出した青春小説という共通点がみられた。選考会では小説に漫画的

実は、多くの天文学者が当初認めなかった「ビッグバン理論」。その痕跡「宇宙マイクロ波背景放射」は偶然発見されたものだった!
2024.07.03

実は、多くの天文学者が当初認めなかった「ビッグバン理論」。その痕跡「宇宙マイクロ波背景放射」は偶然発見されたものだった!

時空の歪みとして捉えられた謎の重力波の存在。世界に衝撃を与えたこの観測事実から宇宙誕生に迫る最新の宇宙論を紹介する話題の書籍『宇宙はいかに始まったのか ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学』。いよいよ話題は「宇宙のはじまりの姿」に迫っていきます!皆さんも「ビッグバン理論」という言葉

【貴志祐介×角川歴彦 集中連載】冤罪とは何か?人質司法、人民裁判…まずは小説と映画の話をしよう
2024.07.03

【貴志祐介×角川歴彦 集中連載】冤罪とは何か?人質司法、人民裁判…まずは小説と映画の話をしよう

小説家・貴志祐介氏の新刊『兎は薄氷に駆ける』(毎日新聞出版)が話題だ。父の冤罪をすすぐため、身命を賭して復讐を誓った男がとった行動とは? このリアルホラー小説を、万感の思いで読んだ人物がいる。角川歴彦──東京五輪をめぐる贈収賄事件で逮捕されたKADOKAWAの元会長である。7ヵ月以上にわたり長

【働く30代を癒す“現代短歌”のすすめ】自分でも歌を詠んでみよう!初心者のための短歌のはじめ方
2024.07.02

【働く30代を癒す“現代短歌”のすすめ】自分でも歌を詠んでみよう!初心者のための短歌のはじめ方

読者として短歌を味わうのもいいけれど、実際に詠んでみるのもおすすめ。言語に対する感覚がさらに豊かになるはず。歌人東 直子さんに初心者のための短歌のはじめ方を教えていただきました。自身の創作活動はもちろん、数々のメディアで選評も行う歌人が伝授する、短歌をつくる方法と楽しみ方。

若き星々が照らす星雲の輝き ウェッブ宇宙望遠鏡が観測した“へび座”の反射星雲
2024.07.02

若き星々が照らす星雲の輝き ウェッブ宇宙望遠鏡が観測した“へび座”の反射星雲

こちらは「へび座(蛇座)」の方向約1300光年先の反射星雲「Serpens Nebula」です。反射星雲とは、ガスや塵(ダスト)の集まりである分子雲が近くの恒星の光を反射することで輝いて見える星雲のこと。画像の星雲は新たな星が誕生している星形成領域であり、約10万歳の若い星々が密集する星団が存