慶大4番清原正吾「やっぱり早稲田は負けられない相手」レギュラーで初めて挑む早慶戦へ誓い

AI要約

慶大・清原正吾内野手が早慶戦に向けて決意を語る。

清原は早慶戦で勝利を目指し、4番としての役割に集中する様子。

清原は初めての早慶戦に向けて気合が入り、チームの勝利を最優先にする。

 慶大・清原正吾内野手(4年=慶応)が31日、神奈川・横浜市内の同大室内練習場で、今週末に行われる早慶戦に向けて決意を語った。

 明大と優勝を争う早大は20年秋以来、7季ぶりの優勝がかかる。慶大は早大に勝ち点を許せば、目の前で胴上げを見届けることになる。すでにチームの優勝の可能性はないが、ライバルからの勝ち点奪取へ、清原は「やっぱり早稲田は負けられない相手。4番として打点や勝負どころの1本は早稲田戦でもやっていきたい」と、少し緊張も交わった表情で決意を表明した。

 清原にとっては今回がレギュラーとして初めて挑む早慶戦だ。リーグ最終週を飾る伝統の一戦は、すでに2日分の内野席と応援席の前売り券が完売。2年秋の早慶戦に代打で初出場を果たしているが「早慶戦でバッターボックスに立てるのって本当に限られた人数しかいないので。貴重な経験だと思って存分に楽しみたいなと思います」と、より一層気合が入る。

 今季から「4番一塁」の定位置を奪取。ここまで11試合12安打6打点で、チームトップの打率2割7分3厘を記録する。力強い打球が際立つ4番に堀井哲也監督(62)も「トラックマンの数字上でもカードを追うごとに良くなっている。リーグ戦を戦いながら伸びている。本番とかプレッシャーに強い子なんだな」と、著しい成長とスター性に目尻を下げる。期待されている本塁打はまだ出ていないが、清原は「僕自身も今季1本打ちたいなって思っているんですけど、欲は出しすぎず。打点にこだわっていきたい」と、チームの勝利を最優先に早慶戦に臨む。