Honda熊本が敗者復活初戦を制す 沖縄出身の島袋が好投

AI要約

Honda熊本がJR九州を逆転で下し、敗者復活の第2代表トーナメント3回戦に勝利した。

沖縄出身の島袋選手が5回1/3を2安打無失点の好投を見せ、チームの勝利に貢献した。

渡辺監督が打線の起用を変更し、攻撃面でも活躍したHonda熊本が逆転勝利を収めた。

Honda熊本が敗者復活初戦を制す 沖縄出身の島袋が好投

 ◇第95回都市対抗野球九州地区予選第5日 Honda熊本5―3JR九州(2024年5月30日 沖縄セルラースタジアム那覇)

 敗者復活の第2代表トーナメント3回戦が行われ、昨年第1代表のHonda熊本(大津町)が逆転でJR九州(北九州市)を下した。

 2回に先制点を許したHonda熊本は3回、追加失点のピンチに2番手の左腕、島袋圭亮(30)を投入。「相手バッターを見ながらリズムよく投げられた」と8回まで5回1/3を2安打無失点の好投でJR九州の追撃を封じた。

 沖縄出身の島袋は試合会場の沖縄セルラースタジアムにほど近い小禄中に通い、「ここは当時、奥武山野球場と呼んでいて中学時代は試合したこともある。でも公式戦での登板はこれが初めてでした」とふるさとに“凱旋”しての好投に満足げだった。

 準決勝の沖縄電力戦が降雨のため継続試合となった末に敗れ、敗者復活トーナメントに回ったHonda熊本だが、渡辺正健監督は「サスペンデッドのあとの再開試合では打線に勢いが出ていた。敗者復活戦では思い切って打線もいじった」。好調の江崎を2番に上げて、若手の箕尾、江頭、代打の和田を先発起用した打線は3回に4安打を集めて逆転に成功。4、5回にも加点するなど活発な攻撃で試合の流れを渡さなかった。