大谷翔平、精彩欠き打撃急降下…昨季はこの時期不調から6月大爆発の流れ

AI要約

大谷翔平が調子を落としていることが明らかになった。打率も低いままで、不調が続いている。

大谷は構えが重要だと考えているが、現在は球の見え方も悪いようだ。甘い球を打てず、難しい球に手を出してしまっている。

しかし、過去にも不調を脱するきっかけがあったことから、大谷の復調も期待されている。チームも大谷を休ませることができる戦力を持っている。

大谷翔平、精彩欠き打撃急降下…昨季はこの時期不調から6月大爆発の流れ

 ドジャースの大谷翔平が28日のメッツとのダブルヘッダー第1試合で5打数無安打に終わった。甘い球を見逃して、難しい球に手を出して引っ掛けるなど精彩を欠いた。9試合、41打席ノーアーチは、開幕戦からドジャース1号が出るまでの40打席より多く、今季ワーストとなった。

 ここ5試合は22打数3安打、打率1割3分6厘で、長打は25日の三塁打1本だけ。5月16日の一塁けん制球が直撃し、左太ももを打撲してから、打撃は下降線を辿る。16日終了時点で3割6分あった打率は、3割2分9厘まで落ちた。本人は「スイングにそこまで影響はない。状態が良くないというのはもちろんあると思うし、その中で軸足の影響はそこまでない」というが、本音は分からない。

 大谷の持論は「構えで8割5分は決まる」。今は球の見え方も良くないのだろう。好調時は甘く入ったボールを打っているが、今はウィークポイントと言われる内角高めの難しい球に手を出して、カウントを難しくしたり、引っ掛けてアウトになったりしている。

 ただ、何かのきっかけで歯車が噛み合い始めれば、大谷は爆発する。昨季もこの時期、不調だったが、月末のホワイトソックス戦で2試合で3発放って復調。大好きな6月に入って月間15本塁打の歴史的な活躍につなげた。

 ドジャースはエンゼルスと違って、大谷に頼る打線ではない。今は少し元気がないが、大谷を休ませる戦力がある。ダブルヘッダー第2試合はチームの判断で大谷を休養させる決断をした。本人は出たい気持ちもあったかもしれないが、体調が良くなって感覚があってくれば、再び上場気流に乗るだろう。