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気になる高齢者向け分譲マンション 有料で見守りサービスも 100歳時代の歩き方 イマサラQ&A
シニア向け分譲マンションは高齢者向けのバリアフリー設備やサービスが充実したマンションで、相続可能な財産としても位置付けられています。
分譲価格は数千万円以上であり、管理費や修繕積立金がかかり、介護サービスが必要になれば外部のサービスや介護施設への移動が必要となるケースもある。
マンション管理は外部管理者方式が増えており、高齢者が管理組合の仕事をしなくてもよいが、管理費が高額化する傾向がある。
Q 高齢になると、シニア向け分譲マンションというのが気になってきます。どんなところですか
A 高齢者が住みやすいよう、バリアフリー設備やレクリエーションなどさまざまなサービスがついているマンションです。分譲マンションなので財産になり、相続もできます
Q 高級そうですね
A 分譲価格は数千万円以上はするでしょうか。管理費や修繕積立金もかかります。見守りサービスや食事提供などを有料で受けられるケースが多く、毎月のコストは相応にかかります
Q 介護サービスは
A 基本的に自立した人が住みます。介護サービスが必要になれば、一般のマンションと同じく、外部のサービスを利用することが多いです。状況によっては介護が付いた施設に移る必要があります
Q マンション管理はどうなっていますか
A 管理業者やサービスを提供する事業者が管理者になる外部管理者方式が増えています。高齢住民が管理組合の仕事をしなくていいメリットはありますが、管理費などが高額になる傾向はあります
Q 高齢になるとマンション管理は難しいです
A 私が顧問をしている一般のマンションでも、役員がほぼ80代以上というところがあります。理事会の定期開催など無理なので、相談しながらやっています
Q ところで4月から不動産登記が義務化されました。マンションにも影響がありますか
A 大いにあります。1人暮らしのマンション住民の死亡時など、登記の名義変更がされないと相続人が分からず、管理費なども未納になることがあります。相続人の調査を管理組合が専門家に依頼する場合が多いのですが、費用や時間がかかります。義務化で改善が期待できます
Q それは大きいですね
A マンション管理の立場からすると、何かあったときに頼れる人を共有しておいてほしいですね
(回答者 マンション管理士 高辻潤司)
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