ドジャース・大谷翔平、ダブルヘッダー第2試合で予定通りベンチスタート…1試合だけ出場なら10試合ぶり

AI要約

ドジャースがメッツとのダブルヘッダーで勝利し、5連敗をストップした。大谷翔平は5打席無安打2三振で、悔しい結果となった。

大谷は左太もも裏の打撲を懸念して第2試合に欠場し、過去のダブルヘッダーとの違いが明らかになった。

今季26球場目での本塁打に期待がかかる中、最終戦での活躍が期待される状況だ。

ドジャース・大谷翔平、ダブルヘッダー第2試合で予定通りベンチスタート…1試合だけ出場なら10試合ぶり

◆米大リーグ メッツ2―5ドジャース=第1試合=、メッツ―ドジャース=第2試合=(28日・米ニューヨーク州ニューヨーク=シティフィールド)

 悪天候のため中止となった27日(日本時間28日)の試合が、第1試合に組み込まれたメッツ―ドジャースのダブルヘッダーが28日(同29日)に行われた。ドジャースの大谷翔平投手は、第1戦に「2番・DH」で先発。5打席無安打2三振で、打率は3割2分9厘となった。第1試合前にD・ロバーツ監督が予告した通り、第2試合はベンチスタートとなった。第1試合でドジャースは延長10回、フリーマンの2ラン本塁打などで5-3で勝利。連敗を「5」でストップした。

 あらかじめ決められていた1試合限定の出番で、大谷は快音を響かせることはできなかった。

 相手先発はメギル。第1打席はスライダーで空振り三振。第2、第3打席はともにカットボールで、緩い当たりの一ゴロ。8回の4打席は遊ゴロに倒れ、延長10回は3球三振。悔しい表情でベンチに下がった。打球は外野に飛ばず、3試合ぶりのノーヒット。打率はついに3割3分を切ったが、チームの勝利がせめてもの救いだ。

 第1試合前にD・ロバーツ監督は大谷の第2試合欠場を明かした。「いったん温まった太ももをクールダウンして、また試合に戻るのは、道理に合わない」と、代打での出場も否定した。16日のレッズ戦で牽制球を受けて打撲した左太もも裏を懸念した措置だった。

 ド軍移籍後初のダブルヘッダー2試合目の欠場は、エンゼルス時代との違いを如実に物語る。過去のダブルヘッダーの欠場は、マドン監督時代の2021年5月20日(対ツインズ)の第1試合にまでさかのぼる。その後、9度あったダブルヘッダーは、全て両試合に先発し、うち5試合は両試合フル出場だった。

 ネビン監督時代は、本人の意思が最優先となっていた。第1試合で完封し、第2試合で2本塁打の離れ業を演じた昨年7月のタイガース戦は、第2試合でけいれんを起こして、途中退場。同8月23日のレッズ戦は、試合の合間に右肘靭帯の精密検査を受けながら、両試合に先発する異例の事態に。出場を続けたエ軍時代とは違い、球団主導で休養を与えるド軍は、5連敗しても、まだ、ナ・リーグ西地区首位というチーム状況も違う。

 当地で本塁打を打てば、メジャー26球場目となる。本塁打は、左太もも打撲を負傷した翌日、17日のレッズ戦の今季13号を最後に、9試合出ていない。第2試合の休み、フルチャージ状態での最終戦アーチに期待が掛かる。