物議のパリ五輪サーフィン審判用タワー、修正に組織委と地元「満足」

AI要約

2024年パリ五輪のサーフィン会場で物議を醸した審判用アルミタワーに満足感を示した大会組織委員会会長のコメント。

タヒチ島の海に設置された審判用タワーの様子を視察し、「完璧な眺め」として肯定的な見解を述べた。

抗議団体の代表も満足感を示し、改良されたタワーが自然環境に調和していると評価。

物議のパリ五輪サーフィン審判用タワー、修正に組織委と地元「満足」

【AFP=時事】2024年パリ五輪大会組織委員会のトニー・エスタンゲ(Tony Estanguet)会長(46)は、物議を醸していたサーフィン会場のアルミ製審判用タワーに満足感を示し、タワー建設への「懸念の声に耳を傾けてきた」上で修正を施したとAFPの取材に応じた。

 カヌーで3度の五輪金メダルに輝くエスタンゲ会長は、フランス領ポリネシアのタヒチ(Tahiti)島チョープー(Teahupoo)の海に設置された審判用タワーに上り、五輪前のテスト大会であるワールドサーフリーグ(WSL)の一戦を観戦した。

 その後、審判台からの眺めは「完璧」だと語り、海中への設置は必要なことだったと改めて強調。「全て順調に進んでいる」「われわれは示された懸念の声に耳を傾け、タワーがこの比類なき環境と融合し、この神秘的な場所を尊重するように少しばかり修正した」と述べた。

 抗議団体の代表も声を上げたかいがあったとして、「満足している。タワーは美しく、それ自体が自然に溶け込んでいる印象すら持っている」と語った。

 パリ五輪のサーフィンは7月27日から30日まで予定されており、波の状況による遅延があれば、8月5日まで延期される可能性がある。【翻訳編集】 AFPBB News