“ワタガシ”バドミントン界初の2大会連続のメダル王手! 準々決勝でタイのペアをストレートで破る…パリ五輪

AI要約

東京五輪銅メダリストの渡辺勇大と東野有紗組が、パリ五輪混合ダブルスで4強入りし、2大会連続のメダル獲得に期待が高まる。

渡辺と東野は13年前から組んでおり、「ワタガシ」と呼ばれる親友ペア。彼らは東京五輪で日本勢初の銅メダルを獲得したが、今回は金メダルを目指している。

渡辺は東京生まれの27歳で、左利き。一方、東野は北海道出身の27歳で、右利き。両名はこれまで多くのタイトルを獲得し、五輪での成功を目指している。

“ワタガシ”バドミントン界初の2大会連続のメダル王手! 準々決勝でタイのペアをストレートで破る…パリ五輪

◆パリ五輪 第6日 ▽バドミントン 混合ダブルス (31日、ポルトドラシャペル・アリーナ)

 準々決勝が行われ、2021年東京五輪銅メダルで第4シードの渡辺勇大、東野有紗組(BIPROGY)が、日本のバドミントン界初となる2大会連続のメダル獲得に王手をかけた。デチャポン・プアバラヌクロ、サプシリー・タエラッタナチャイ組(タイ)を23―21、21―14で下し、4強入り。8月1日の準決勝で勝てば、日本勢同種目初の銀メダル以上が確定する。

 北海道出身の東野と東京出身の渡辺は、福島の富岡一中で出会って結成13年目。“ワタガシ”と呼ばれ、初出場の東京五輪で同種目では、日本勢初の表彰台となる銅メダルをつかんだ。東野は「悔しい。次こそは金メダル」と雪辱を胸に、この3年間はパリ大会での頂点だけを見つめてきた。渡辺は「五輪は特別な空気がある。やるべきことを果たしたい」と話していた。

 ◆渡辺勇大(わたなべ・ゆうた)1997年6月13日、東京・杉並区生まれ。27歳。小学2年時に小平ジュニアで競技を始める。16年、日本ユニシス(現BIPROGY)入社。17年からA代表入り。167センチ。利き腕は左。

 ◆東野有紗(ひがしの・ありさ)1996年8月1日、北海道・岩見沢市生まれ。27歳。小学1年から競技を始める。富岡一中で初めて渡辺とペアを組み、富岡高時代の14年世界ジュニア選手権で銅メダル。18年、21年、22年全英オープン優勝。21年、22年世界選手権銀メダル。160センチ。利き腕は右。