西武・今井達也「僕から始まったシーズンなんで…」休養の松井稼頭央監督に「死ぬ気」の恩返し誓う 交流戦も開幕マウンド担う

AI要約

西武の今井達也投手が成績不振を理由に休養し、監督に恩返しを誓った。

今井は開幕投手を務め、無念さを感じながらも新たなリーダーシップを目指す決意を固めた。

屈辱をバネにし、恩人への思いを胸に、今井は交流戦での大逆襲を誓った。

西武・今井達也「僕から始まったシーズンなんで…」休養の松井稼頭央監督に「死ぬ気」の恩返し誓う 交流戦も開幕マウンド担う

 西武の今井達也投手(26)が27日、成績不振を理由に休養となった松井稼頭央監督(48)に「死ぬ気で」という強い表現で〝恩返し〟を誓った。

 「3・29」のシーズン開幕に続き、28日の中日戦(バンテリンドームナゴヤ)で交流戦の開幕投手も務める右腕は、同ドームで約1時間半の調整。26日は〝上がり〟で休養を「家で聞いた」ため、ラストミーティングに参加できなかったという。

 「僕から始まったシーズンなんで、カードの頭に投げることも多い。そこでしっかりチームが勝つような投球を僕がもっとできていれば、もっと勝ち星がチームとしてできていたと思いますし、そこは悔しさの残る部分ではあります」

 開幕投手。それは「エース」に任命されたのと同義だろう。ここまでも3勝1敗と勝ち星を伸ばし切れず「初めて開幕投手に指名してくださったのが(松井)監督だったんで、悔しい…」。首位ソフトバンクに15.5ゲーム、3位のロッテまでも10.5ゲームの大差をつけられるなど、指揮官の期待に応え切れなかったという無念さが、今井の心からは消えない。

 「ホントに今まで以上に危機感を持って、目の色を変えて野球に取り組んでいかないと、このまま終わってしまうような感じがする」と語った今井は、そのためにも「僕がチームをもっと引っ張っていきたい。リーダーシップを取って、というか、あまり得意ではないですけど」。

 屈辱をバネに、そして恩人への思いを胸に〝新リーダー〟は交流戦での大逆襲を誓った。