巨人、22年9月以来の甲子園カード勝ち越し 同球場での5戦連続1得点以下の壁も打ち破る

AI要約

巨人は岡本和真の9号ソロホームランと丸佳浩の犠飛で逆転勝利し、2季ぶりの甲子園でのカード勝ち越しを達成。

岡本和真が10試合ぶりのホームランで打線に勢いを与え、チームは5試合連続1得点以下の壁を打ち破った。

監督も岡本和真の復調を期待し、交流戦でも大活躍を期待している。

巨人、22年9月以来の甲子園カード勝ち越し 同球場での5戦連続1得点以下の壁も打ち破る

◇26日 阪神1―2巨人(甲子園)

 巨人は1点を追う9回、岡本和真内野手(27)が10試合ぶりの9号ソロを放って同点に追い付き、延長10回に丸佳浩外野手(35)が犠飛を決めて逆転勝利。2022年9月以来2季ぶりとなる甲子園でのカード勝ち越しを飾った。

 待望の一発が、これ以上ない場面で飛び出した。0―1の9回1死、岡本和はゲラの初球の157キロ直球が真ん中に来ると、迷わず強振。打球は大きな弧を描いて左翼スタンドへ吸い込まれた。

 8号ソロを放った12日ヤクルト戦(神宮)以降の9試合で、挙げた打点は犠飛での1点のみと、チャンスで打てない日々が続いた。この日も6回2死一、二塁の先制機で右飛に倒れたが、負けたら貯金がゼロになる土壇場で、不動の4番のバットが輝きを取り戻した。

 主砲のアーチで打線も勢いを取り戻し、延長10回に岩崎から2安打で1死一、三塁とすると、丸の犠飛で勝ち越し。チームは今季、甲子園で5試合連続1得点以下と苦しんでいたが、ようやく壁を打ち破った。

 岡本和は「今日は感じが良かった。ホームランもちゃんと捉えられた」と復調の手応えを口に。阿部監督も「4番が打つのは試合をすごく左右する。苦しんでもがいていたのは見てたので、本人にとってもスッキリした一発になったんじゃないかと思います」と、28日から始まる交流戦でも大暴れを期待した。