ソフトバンク恐れていた反動 思わぬ連敗 少し心配な選手が…
ソフトバンクがロッテに0-2で敗れるも、打線の低調さが目立つ。
前カードでの好調さから一転して連敗を喫し、主力の周東選手も調子を崩している。
周東選手に関しては打撃コーチも打撃の改善を求め、次戦での復調が期待される。
◆ロッテ2―0ソフトバンク(25日、ZOZOマリン)
【記者コラム/好球筆打】
これが恐れていた反動か。前カードの楽天戦。23安打で21点を奪った初戦を振り返り、ソフトバンクの小久保監督は「(次戦は)あまり点が入らないでしょう」と気を引き締めていた。
その予想を打線はいい意味で裏切った。次戦は12安打で12得点。しかも、いずれも零封勝ちと投打がかみ合っての完勝で、両リーグ最速の今季30勝目と貯金20の〝大台〟に王手をかけ、勢いよく敵地千葉に乗り込んだはずだった。
それがどうだ。初戦は難攻不落の佐々木が先発だったとはいえ、わずか1得点での黒星。さらにこの日は今季3度目の零封負けを喫するなど、前カードで打ちまくった打線が完全に冷え込み、思わぬ連敗を喫した。
もちろん、シーズンを通して全員が好調を維持するのは至難の業だが、少し心配なのが1番周東の状態だ。この日は2点を追う9回無死一塁の場面で今季2個目の併殺打に倒れるなど、4打数無安打。これで3試合連続無安打となり、今季の自己最長を更新した。
これには村松打撃コーチも「状態が良い時は中堅から逆方向への打撃ができるけど、今はちょっと強引すぎるかな。本来の嫌らしい打撃を思い出してほしい」と注文を付けた。周東の状態はその後を打つ主軸の配球にも影響が及ぶだけに、まずはHマークを一つともして交戦戦を迎えてほしい。(石田泰隆)