豊昇龍が優勝争い踏みとどまる 9年前同じ飛行機でモンゴルから来日、新入幕の欧勝馬を寄り切る

AI要約

大関豊昇龍(25=立浪)が新入幕の欧勝馬に寄り切り勝ちし、優勝争いに踏みとどまった。

豊昇龍は欧勝馬とは盟友でありながらも、相手をしっかりと制し、立場の違いを見せつけた。

豊昇龍は2連敗からスタートしたが、優勝にこだわらず、自分の相撲を取ることに集中している。

<大相撲夏場所>◇14日目◇25日◇両国国技館

 大関豊昇龍(25=立浪)が優勝争いに踏みとどまった。4敗同士だった新入幕の欧勝馬(27=鳴戸)に対して立ち合いから右上手をつかんで寄り切った。「先に先に動いて、考えた動きができた」と満足そうに振り返った。

 負けられない相手だった。欧勝馬とは2015年春にモンゴルから同じ飛行機で来日した。そんな盟友と幕内の土俵で再会。「ワクワクしたけど、絶対に負けたくなかった」。今の地位は大関と新入幕力士。立場の違いは見せつけた。

 2連敗から始まった場所だったが、最後まで優勝争いには残っている。「優勝は考えていない。最後まで自分の相撲を取るだけ。一日一番」と自らに言い聞かせるようにつぶやいた。