【阪神】守護神ゲラがひやひや7セーブ「中野さん、木浪さんの素晴らしいプレーに助けてもらった」

AI要約

阪神の守護神、ハビー・ゲラ投手が23日の広島戦でひやひやの7セーブ目を記録。2―1の辛勝に安堵する場面が続いた。

1点リードの9回に登板し、ヒットを許すピンチに直面するも、チームメイトのプレーで難局を切り抜けた。

ゲラ自身も相性の悪い相手に対して冷静さを保ち、結果的にチームの勝利に貢献。中野と木浪の素晴らしい併殺プレーにも助けられた。

【阪神】守護神ゲラがひやひや7セーブ「中野さん、木浪さんの素晴らしいプレーに助けてもらった」

 阪神の守護神、ハビー・ゲラ投手(28)が23日の広島戦(マツダ)でひやひやの7セーブ目。2―1の辛勝に安堵の表情を見せた。

 1点リードの9回に登板。先頭の末包を空振り三振に打ち取ったところまでは良かった。だが、矢野に左前打を許したところで流れが変わった。

 広島・新井監督は代走に快足の羽月を起用。続く石原には追い込みながら低めスライダーをすくい上げられ左前打を許してしまった。

 通常はこれで一死一、二塁のピンチとなるところ。だが、羽月は俊足を飛ばして三塁を陥れ一、三塁と新井采配はハマり局面が変わった。こうなると真っ赤に染まったマツダスタジアムのスタンドは異常な盛り上がりを見せる。

 続く打席には代打の切り札・松山。これでボルテージが上がらないわけはない。サヨナラを期待するムードが充満した完全アウェーのマウンドとなったのだが、ゲラは何とか耐えしのいだ。

 1ボールからの2球目、内角高めの156キロ直球にバットを一閃。打った瞬間は一、二塁間を割るかと思われたが、二塁・中野が鋭い動きで捕球し遊撃・木浪に転送。4―6―3の併殺を完成させゲームセットとなると、球場はため息に包まれた。

 ゲラ自身、カープには今季2敗を喫しており相性は良くはない。ただ、「いつも通り。嫌なイメージはなかった。他のチームに投げるのと同じ」と振り返った。それでも最後の併殺については「中野さん、木浪さんの素晴らしいプレー。いつも助けてもらって、ああいう勝ち方ができてよかった」とホッとした表情を浮かべていた。