広島・末包 東洋大2学年後輩の阪神・村上とプロ初対決「どれだけ恩を返してくれるか」 「復活の303」合言葉に苦楽ともに

AI要約

広島の内野手末包昇が、東洋大時代の後輩である阪神の投手村上頌樹とのプロ初対戦に心待ちしている。

大学時代に同部屋で過ごした2人は、村上がリーグ戦で活躍する中、末包は定位置を掴めずに苦労していた過去がある。

プロ初対戦は首位攻防カードの初戦となる可能性が高く、末包はチームのためにも力を発揮したいと意気込んでいる。

広島・末包 東洋大2学年後輩の阪神・村上とプロ初対決「どれだけ恩を返してくれるか」 「復活の303」合言葉に苦楽ともに

 われらの大将が後輩撃ちで首位撃破じゃ~!!広島の末包昇大外野手(27)が20日、東洋大時代の2学年下である阪神・村上頌樹投手(25)とのプロ初対戦を心待ちした。「どれだけ恩を返してくれるか期待しています」とちゃめっ気たっぷりに“恩返し”を期待した。

 2人は大学時代に一時期、同部屋で苦楽をともにした間柄だ。3年時からようやくリーグ戦に出場し始めた末包に対して、村上はセンバツ優勝投手の看板を引っさげて入学し、1年春からリーグ戦に登板。末包は「僕はその時に試合に出てなかったので、彼のために雰囲気作りで毎日いっぱい話をした」と手を差し伸べた過去を明かした。

 「僕が4年生の時、すなわち彼が2年生の時、村上が結構ホームランを打たれた」という。末包自身も長距離砲として期待されながらも、厚い選手層の前に定位置をつかめずにいた。「(部屋が)303号室だったんですけど、『復活の303』を合言葉に2人で頑張っていた」と当時を思い返す。

 そこから数年の時を経て、プロ初対戦の舞台は首位攻防カードの初戦となる可能性大。19日・巨人戦(マツダ)で今季1号の逆転3ランを放った大砲は「ピッチャー陣が頑張ってくれている。相手のピッチャーもいいけど、点を取って楽な展開で投げさせてあげたい」と気合を入れた。投手戦が予想される中、一振りで流れを呼び込んでみせる。