サニブラウンが欧州に向け出発 10秒00切りでパリ五輪へ「ぜひ期待していただければ」/陸上

AI要約

サニブラウン・ハキーム(25)=東レ=が羽田空港で取材に応じ、パリ五輪に向けた準備を語った。

ベースができていると語り、日本でのレースや欧州転戦に向けた意気込みを披露した。

パフォーマンス向上を目指し、イタリアを拠点に練習し、楽しみながらレースに臨む考えを示した。

サニブラウンが欧州に向け出発 10秒00切りでパリ五輪へ「ぜひ期待していただければ」/陸上

陸上で、昨夏の世界選手権男子100メートルで6位入賞した、サニブラウン・ハキーム(25)=東レ=が21日、今夏に拠点とするイタリアへの移動を前に、羽田空港で取材に応じた。パリ五輪に向けた欧州転戦に向け「ベースはもうできているので、ラウンドに耐えられるような体作りをやっていければ」と語った。

19日に、昨年6月以来の日本での試合だったセイコー・ゴールデングランプリ(国立競技場)に出場。予選で10秒07(追い風1・0メートル)、決勝はふくらはぎの痙攣もあり、8位となった。日本のファンの前でのレースを振り返り「年1ぐらいでしか(日本で)走れないので、日本の皆さんの前で走るっていうのは、ものすごい貴重。思った以上の人が日本に足を運んでくれてものすごいうれしかったですし、日本で走るのは特別な思いがあると思いました」と感謝した。

パリ五輪の参加標準記録である10秒00を切れば、代表に内定する条件で、ここまで惜しいレースが続いている。「(今後)出せなかったら五輪に出る意味がないと思っているぐらい。しっかり出して仕上げていかないといけない」と力強かった。

今後は、東京五輪の同種目金メダルのラモントマルチェル・ヤコブスの母国であるイタリアを拠点に練習しつつ、欧州で転戦していく予定。開幕まで約2カ月となったパリ五輪に向け、「今シーズンは好調。これからしっかり上げていけば、もっともっといいタイムもパフォーマンスもできると思うので、ぜひ期待していただければ」と力強かった。