【ラグビー】日本、フィジーに敗れ大会制覇ならず エディーHC、完敗認めるも「世代交代は必要」と強化方針変更せず

AI要約

日本はフィジーに敗れ、5年ぶりの大会制覇を逃した。序盤は日本ペースでリードするも、フィジーの強いコンタクトに押されてミスが増え始める。

日本チームは若手布陣にシフトするも、後半でも連続トライを奪われ大敗。ヘッドコーチは世代交代の必要性を強調した。

エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチは「実力が足りない。悔しい」としながらも、強化方針は変更しない意向を示した。

【ラグビー】日本、フィジーに敗れ大会制覇ならず エディーHC、完敗認めるも「世代交代は必要」と強化方針変更せず

◇21日 ラグビー アサヒスーパードライパシフィックネーションズカップ2024決勝 フィジー41―17日本(花園)

 世界ランキング13位の日本は同10位のフィジーに敗れ、5年ぶりの大会制覇はならなかった。

 頂点への戦いは覚悟した以上に厳しかった。序盤は日本ペース。7分にFB李承信(神戸)が先制PG。20分にCTBライリー(埼玉)が華麗なステップとキックで鮮やかなトライ。10―3とリードするが、順調に見えたのはここまで。8強に進んだ昨年のW杯メンバー8人を先発に並べたフィジーの強いコンタクトに押され、ハンドリングエラーが増え始める。

 「相手のプレッシャーに順応できなかった」とライリー。主将のSO立川(東京ベイ)も「もっと勇気を出して戦えれば。腕相撲のような展開で、ミスが続いてしまった」と嘆いた。後半12分には立川に代えて初キャップの浜野(神戸)を入れるなど若い布陣にシフトするが、その後も4連続トライを奪われるなど大敗を喫した。

 エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチは「実力が足りない。悔しい」と完敗を認めながらも「100回でも言う。世代交代は絶対に必要」と強化方針は変更しないと繰り返した。