「クローザー」関大・金丸夢斗ピンチで「ギア上げ」1回無失点 10回に女房役・越川海翔が決勝打

AI要約

関大が延長戦で同大に先勝。関大・金丸夢斗投手がクローザーとして活躍。

越川海翔捕手の適時二塁打が決勝打となる。金丸は得点圏でギアを上げてピンチをしのぐ。

金丸は腰の怪我から復帰し、先発復帰を目指す。プロ入りを意識しつつ、抑えとしてのプレーにも意欲を見せる。

<関西学生野球秋季リーグ:関大1-0同大>◇21日◇第3節1回戦◇南港中央

 関大が延長戦で同大に先勝した。阪神などがドラフト1位候補に挙げる関大・金丸夢斗投手(4年=神港橘)がクローザーで登板し、1回1安打1奪三振無失点で試合を締めた。昨秋からの自責点ゼロを63イニングに伸ばした。

 試合は0-0の10回に女房役の越川海翔捕手(4年=串本古座)が決勝打となる左中間への適時二塁打を放った。「ピッチャーが頑張ってくれていたので、『ここで打たなきゃ男じゃない』って」。

 金丸は1点リードの10回裏に登板。先頭打者に中越え三塁打を浴びたが、無死三塁のピンチを迎え「得点圏の時は(ギアを)上げました」。次打者は3球で空振り三振に打ち取り、後続も三ゴロ、一直に抑えた。「ギアを上げると、コントロールよく投げることもできたので、心配はなかった」と胸を張った。

 5月には腰の骨挫傷で戦線離脱したが、今は「万全に近い」と話す。先発復帰は秋季リーグ戦の目標の1つにあるという。プロ注目左腕は「(抑えで出るのは)気持ち的には焦っちゃうので、早く先発に戻っていつも通り投げたい」と明かした。