アメフト立命大 こちらの「オオタニさん」はタックルが武器 守備奮闘で開幕3連勝

AI要約

立命大は、関西学生アメフト1部リーグ第3節で近大を圧倒し、59-7で勝利した。

守備陣の活躍やオフェンスの連携によって、立命大は3年ぶりの好スタートを切った。

大谷昂希や若手選手の活躍がチームを牽引し、立命大は今シーズンに期待をかけている。

アメフト立命大 こちらの「オオタニさん」はタックルが武器 守備奮闘で開幕3連勝

 ◇関西学生アメフト1部リーグ 第3節 立命大59ー7近大(2024年9月21日 MKタクシーフィールド)

 リーグ序盤戦に向かう雰囲気とは、明らかに違っていた。前節に「3強」の一角、関大を撃破した近大との大一番。3年前までチームを率いた古橋由一郎氏が相手のヘッドコーチを務めることも、立命大の警戒心を高めていた。

 「(近大が)関大を倒した試合を目の前で見て、何をやってくるか分からない怖さもありましたし、緊張感がありました」

 守備の要、LB大谷昂希(4年)はこう打ち明けた。ディフェンスから始まった第1Q。DLが踏ん張り、近大のキーマンQB勝見朋征(4年)、RB島田隼輔(4年)に自由を許さない。DLからランナーが漏れても、大谷ら2列目が瞬く間に動きを止めた。関大戦で活躍した2人に仕事をさせず、つかみ取った流れにオフェンスが乗っかる。前半だけで6TDの「安全圏」。トータル59点を奪い、波乱の「第2章」を許さなかった。

 「DLが本当によく前でランを止めてくれた。今年のチームは1年生でいい選手が多いし、勢いをつけてくれてます」

 3年間、関学大の「壁」にはね返され、迎えたラストシーズン。MLBのスーパースターと同じ姓を持つハードタックラーに対する期待は大きい。「(名前で)よくいじられます。(大谷翔平が51本塁打、51盗塁を決めた)昨日はみんなに“おめでとう”と言われました」

 照れ笑いを浮かべる背番号44が開幕3連勝の立役者。9年ぶりの聖地へ導くまで、大谷は前進をやめない。