【大学野球】大商大の1年生・中山優月「ノーステップ打法」で3打点 プロ注目・渡部聖弥は4打数無安打

AI要約

大商大が大院大を7-0で破り、中山優月が2安打3打点で活躍した。

中山はノーステップ打法を採用し、2回の打席で計2安打3打点を挙げ、チームの得点をけん引した。

渡部聖弥は4打数無安打だったものの、前向きな姿勢を示し、打撃に集中する姿勢を見せた。

【大学野球】大商大の1年生・中山優月「ノーステップ打法」で3打点 プロ注目・渡部聖弥は4打数無安打

◆関西六大学秋季リーグ戦 第4節1回戦 大商大7―0大院大(21日・わかさスタジアム京都)

 大商大が大院大に先勝した。「8番・二塁」でスタメン出場した中山優月(1年=智弁学園)は2安打3打点で勝利へ導いた。

 0―0で迎えた5回。2本の安打と四球で2死満塁をつくると、代打・新野が押し出し四球を選び先制に成功。なおも2死満塁で打席に入った中山は「後ろにつなげるイメージで打席に立ちました」と、ノーステップ打法で振り抜いた打球は左翼線へ弾み、走者一掃の二塁打となった。「前節まで思うような結果が出なくてこの1週間、ノーステップに変えて振り込んできた。結果として出て良かった」と、2回の第1打席でも右前打を放つ、2安打3打点で7得点した打線をけん引した。

 二塁守備でも軽快な動きを見せた中山は、投手としても最速149キロを誇る。「勝利に全力で貢献するだけなので守らせていただけるならどこでも」と、ポジションにこだわりはない。次戦以降へも「チームのために何ができるのかを考えて取り組みたい」と、変わらぬ決意をにじませた。

 10月24日のドラフト会議で1位候補に挙がる渡部聖弥(4年=広陵)は「4番・三塁」でスタメン出場。結果は4打数無安打だったが「打撃は開幕から右肩上がりできている。感触も悪くないので、あまり気にすることなく目の前の打席に集中したい」と前向きに答えた。